大掃除で自分の部屋を片付けるコツは?スムーズに進める手順をご紹介

query_builder 2024/10/31
コラム
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「自分の部屋の大掃除をしたいけれど何をすればいいんだろう・・・」
「自分の部屋は自分しか入らないから大掃除しなくていい?」

今まで自分の部屋の大掃除をしたことがない方は、何から始めたらよいかわからずお困りではないでしょうか。
自分の部屋の大掃除をすると、無駄遣いが減ったりリラックスできる部屋になったり、メリットがたくさんあります。
そこで本記事では、自分の部屋を大掃除するコツや、大掃除をスムーズに進めるための手順、物を手放す判断基準について解説します。
大掃除で出た不用品を処分する方法も詳しくご紹介するため、「不用品の処分が面倒」と感じている方もぜひ参考にしてみてください。



自分の部屋の大掃除をするメリット


少し手間をかけて掃除をするだけで、今までよりも快適に暮らせるようになります。

ここでは自分の部屋の大掃除をするメリットを4つご紹介します。


・無駄遣いを減らせる

・健康になる リラックスできる

・いつでも友人を呼べる


無駄遣いを減らせる

大掃除をして不要な物を減らし、置き場を整えれば物をなくすことが格段に減ります。

部屋のなかに物が多いと置く場所がなくなり、その時々の気まぐれであちこちに置くようになります。

そうするといざ使おうと思ったときに目当ての物が見つけられず、新たに購入したという経験をお持ちの方も多いでしょう。

ひとつひとつは小さな出費でも、ちりも積もればけっこうな金額になりますし、無駄な物が増えることでさらに部屋が散らかる原因になります。

物をなくすことが減れば、同じような物を何度も買うこともなくなるため、結果的に無駄遣いを減らすことに繋がるのです。


健康になる

毎日多くの時間を過ごしている自分の部屋がホコリだらけだったりカビだらけだったりすると、呼吸器や肌に悪影響を及ぼします。

ホコリや湿気が多い部屋はカビが生えやすくなるため、こまめに掃除機をかける、風通しがよいレイアウトにするなどの工夫が必要です。

大掃除で物を減らし、掃除しやすい部屋にすることでホコリや湿気などがたまりにくくなります。

また、物が多い部屋や床に物を置いている部屋は、物が倒れたり落ちてきたり、つまずくなどケガのリスクが高くなります。

地震や停電などの災害時も避難の妨げになるため、安全に暮らすためにも部屋を整理整頓しておくことは重要です。


リラックスできる

物が少なくすっきりした家は、精神が安定するためリラックスできます。

人間の脳は視覚から多くの情報を得るため、目の前がごちゃごちゃしていると脳が疲れてストレスが溜まります。

部屋が散らかっているとイライラするのは、脳に負担がかかっていることが要因のひとつです。

イライラすると集中力も低下するため、「最近イライラすることが多い」「何をやっても集中できない」と感じている方は、部屋の大掃除をすると解決するかもしれません。


いつでも友人を呼べる

いつでも友人を呼べる部屋にしておくと、友人との仲を深めやすいというメリットがあります。

食事会やパーティを開いて楽しんだり、外では話しにくい相談ごとも自分の部屋であれば人目を気にせず話せます。

しかし実際には、散らかっていることが気になって気軽に友人を呼べない方も多いでしょう。

大掃除をして徹底的に部屋をきれいにすれば、いつでも友人を招くことができるようになります。

また、定期的に人を招くことでずっときれいな部屋をキープし続けられます。

部屋をきれいに片付けて、友人たちと時間を気にせず楽しく過ごしましょう。



大掃除を成功させるコツ


自分の部屋の大掃除を成功させるコツを4つご紹介します。


・スケジュールを立てる

・掃除道具を準備する

・通路に置いてある物を撤去する

・小さいスペースから片付ける


スケジュールを立てる

大掃除を始める前にスケジュールを立てるのがコツです。

自分の部屋だからと思い付きでやみくもに始めると、すべてを片付けられず中途半端に終わってしまう確率が高くなります。

燃えないゴミや資源ゴミなど、月に1度しか回収日がないゴミもあるため、ゴミの日を把握しておくことが重要です。

そして、月の1週目を大掃除ウィークと決めるなど、期間を決めて取り組んだほうがモチベーションがあがりやすくなります。

また、なるべく土日など2日以上続けて作業できる日程を確保しておくのがおすすめです。


掃除道具を準備する

大掃除を始める前に掃除に必要な道具を準備しましょう。


・ゴミ袋

・ダンボール

・ビニールひも

・はさみ

・ガムテープ

・マジック

・軍手

・ビニール手袋

・エプロンなど汚れてもよい服

・マスク

・ゴーグル

・雑巾

・掃除用洗剤

・アルコール

・除菌スプレー

・ハンディモップなどホコリを取る道具


ゴミを分別するため、市町村指定のゴミ袋や半透明のゴミ袋などを多めに用意しておきましょう。

掃除する場所の素材によって使えない洗剤があるため、よく確認のうえ洗剤も複数用意してください。

アルコール除菌スプレーは純度80%以上の物を使うのがおすすめです。


通路に置いてある物を撤去する

物を運び出す際の妨げになるため、まずは廊下や玄関など通路に置いてある物を一旦片付けます。

テーブルの上や部屋の一角に場所を作って、一時的にまとめて置いてください。 処分する物と残す物を仕分けする場所も作りましょう。

また、片付け作業の最中に壁のクロスを傷つけてしまう可能性があるため、必要に応じて養生をするのがおすすめです。


小さいスペースから片付ける

大掃除は、物が少なくて小さいスペースから片付けるのが鉄則です。

リビングやクローゼットなど物が多い場所から片付け始めると、なかなか終わらずモチベーションが維持できなくなります。

洗面所、トイレ、玄関など、片付けやすいところから始めると、片付けたという達成感を味わいながら進めることができます。

自分の部屋であれば、テーブルの上を片付ける、不要になった書類を整理することなどから始めるとよいでしょう。

小さなスペースから片付けて、エンジンがかかってきた頃に大きなスペースに取り掛かるのがコツです。



自分の部屋の大掃除をスムーズに進める手順


ここからは、自分の部屋の大掃除をスムーズに進める手順をご紹介します。


  1. ゴミを片付ける
  2. 収納棚や大型の家具を動かす
  3. 不用品を整理する
  4. 残す物を収納する
  5. 上から下、奥から手前に掃除する 不用品を処分する


ゴミを片付ける

まずは、床に落ちているゴミやダイレクトメール・チラシなどの紙ゴミを片付けましょう。

そして、不用品を整理するためのスペースを作ってください。

この場所の床が汚れているときれいな物まで汚れてしまうため、掃除機をかけてホコリなどがない状態にしましょう。

置きっぱなしの缶やペットボトル、テーブルの上のゴミなどを片付けるだけでもだいぶ部屋がすっきりするはずです。


収納棚や大型の家具を動かす

次に大型の家具を動かして背面や下を掃除しましょう。

収納棚など、中身を出さないと動かせない物は、面倒でも一度中身をすべて出して軽くしてから動かしてください。

クローゼットや押し入れのなかに置いている引き出しや衣装ケースなどの収納棚もすべて出してから掃除するのがコツです。

鍋やフライパン、調理器具などもすべて出してから引き出しのなかを掃除します。

クローゼットはホコリを掃除機できれいにし、アルコール除菌スプレーで床やクロス、収納棚を拭きます。

押し入れは通気性が悪くて湿度が高いため、特にダニやカビなどが繁殖しやすい場所です。

ホコリを掃除したら、アルコール除菌スプレーでしっかりと拭きあげてください。

アルコールは揮発性が高いため、乾いたらすぐに元の場所に戻してOKです。


不用品を整理する

必要な物、不要な物、保留にする物の箱を作り、クローゼットや収納棚から出した物の仕分けをおこないます。

物の仕分けをするときは、収納している物をすべて出して整理するのが重要です。

不要な物は大掃除のタイミングでひとつ残らず処分しましょう。

仕分けをするなかで、どうしてもすぐに処分の判断ができない物は即決しなくても大丈夫です。

特に、思い出の物や手に入りにくい物は一度捨ててしまうと二度と戻って来ない可能性があるため、よく考えてから決めましょう。


残す物を収納する

仕分けができたら残す物だけを収納棚に戻します。

物を大幅に減らすことができた場合、物の量に合わせて収納方法を再検討しましょう。

余分な収納ケースがあるとまた気軽に物を増やしてしまう恐れがあるため、余ったら処分するのがおすすめです。

また、収納ケースのなかめいっぱいに収納するのではなく、少し余裕を持たせて8割程度の量で収納すると片付けやすくなります。

よく使う物をギュウギュウに詰め込んでしまうと、出し入れしにくくなり物を片付けなくなる原因になるのでご注意ください。


上から下、奥から手前に掃除する

掃除をするときは、上から下、奥から手前に掃除するのが進め方のコツです。

照明器具、カーテンレールなど上にある物を掃除するとホコリが下に舞い散ります。

その下にある物がホコリまみれになるため、まずは上から掃除するようにしてください。

また、掃き掃除や拭き掃除をする場合も、部屋の奥から手前に向かっておこなわないと、むしろ汚れを広げてしまうことになります。


不用品を処分する

最後に、大掃除で出たゴミや不用品を自治体の処分方法に則って処分します。

不用品は素材によって処分方法が異なるため、自治体のHPで確認しておくようにしてください。

粗大ゴミは自治体に依頼をして、個別に回収してもらう必要があります。

ゴミ処理場へ直接持ち込む場合は、曜日に関係なく燃えるゴミ・燃えないゴミをまとめて処分することが可能です。

また、廃棄するゴミや不用品が大量にある場合は、不用品回収など業者に引き取りを依頼する方法もあります。



物を手放す判断基準


物を手放す判断基準を決めておくと、大掃除が効率よく進められます。

以下の通りカテゴリー別にみていきましょう。


・衣類、カバン、小物

・本

・写真や思い出の物


衣類、カバン、小物

衣類やカバン、靴などの小物は、1年以上使っていなければ処分候補です。 1年以上使っていない物は、高確率でその存在自体を忘れている場合が多いでしょう。 存在は覚えているのになかなか使わない物は、着心地が悪いなどどこかしら気にいらない点があるからです。 自分の好みが変わっていたり流行が過ぎていたりして、身に着けたいと思えなくなっている場合もあります。 それでも処分しないのは、「せっかく買ったのにもったいない」「プレゼントされた物で捨てにくい」などの理由が考えられます。 このような理由で捨てられない物は、売却や譲ることを検討する、写真を撮って記憶に残す方法などがおすすめです。 また、似たような物が複数ある場合は、よく使う物を1つだけ残すようにしましょう。


本を処分する判断基準は、定期的に読み返すことがあるかどうかです。

なるべく紙媒体の本を減らすことで、部屋をすっきりさせることができます。

1度しか読んでいない本や「いつかまた読むかも」という理由で残している本は、今後も読む可能性が低いでしょう。

このような本を手放し、お気に入りの本だけ残せば大きな本棚が必要なくなります。

例えば図書館で借りられる本は読みたくなった都度借りる、電子書籍やマンガレンタルアプリなどを活用すれば紙の本を処分できます。

読み終えて不要になった本は、捨てるのではなく寄付や売却も検討しましょう。 1度読めば十分な本や経済など情報が古くなると価値が低くなる本は、フリマアプリで購入し、読み終わったらまた売却する方法もおすすめです。


写真や思い出の物

写真や思い出の物はなかなか処分しにくく、部屋のなかで場所を取りがちです。 写真などを処分する判断基準は、見ていて楽しいかどうかです。

見ても何も感じない物や悲しい思い出や嫌な思い出が蘇るような物は処分し、見返すとワクワクして楽しい気持ちになれる物だけ残すようにしましょう。

デジタルデータがある写真はクラウドに保存することができるので、印刷した写真は処分しても大丈夫です。

古い写真もスキャナーで読み取ってデータで残せる方法があります。

手紙や旅の記念品などのかさばる物は、スマホで撮影してデータに残すことで本体を処分できます。



大掃除で出た不用品を処分する方法


大掃除ではたくさんの不用品が出るため、処分方法に悩む方も多いでしょう。

ここでは、大掃除で出た不用品について、ゴミとして捨てる以外におすすめの処分方法を4つご紹介します。


・フリマアプリやオークションに出品する

・リサイクルショップに持ち込む

・ 欲しい人に譲る

・不用品回収業者に依頼する


フリマアプリやオークションに出品する

フリマアプリやオークションは、自分で好きな価格を付けられるため、高値で売却できる可能性があります。

希少価値が高い物やコレクションなどがある方にもおすすめです。

ただし、購入希望者とのやり取りや発送作業をすべて自分でおこなわなければならないため、出品から発送までにそれなりの手間がかかります。

また、購入者からマイナス評価を付けられてしまった場合、精神的に落ち込む可能性もあります。

人とのやり取りが好きな方や、自分のペースで自由に売買したい方におすすめの方法です。


リサイクルショップに持ち込む

リサイクルショップに持ち込む方法は、フリマアプリやオークションに出品するよりも手軽です。

手軽な一方で高値がつきにくいというデメリットがあるため、ブランド物も相場より売却価格が低くなる可能性があります。

そのため、値段にこだわらずとにかく早く手放したい方におすすめです。

また、売却する物が大量にある場合は持ち込む手間がかかるので、出張買取をおこなっているリサイクルショップを探す方法もあります。


欲しい人に譲る

ジモティなどの掲示版で欲しい人に譲る方法もあります。

売却するほどではないけれど捨てるのはもったいない、と感じる方は掲示板で譲渡先を探してみてはいかがでしょうか。

欲しい人がみつかれば物を無駄にせずリユースすることができます。

ジモティでの譲渡は、基本的に自宅の近くに住んでいる人に譲ることになるため、自宅まで引き取りに来てもらうことも可能です。

ただし、知らない人と直接会うのが不安、苦手と感じる方は難しいかもしれません。


不用品回収業者に依頼する

忙しい方や売却も譲渡も面倒という方は、不用品回収業者に依頼する方法が向いています。

業者であれば、燃えるゴミや燃えないゴミ、捨て方が分からないゴミなどもまとめて回収してもらえます。

トラック積み放題というプランが人気で、トラックの荷台に積める量であればどれだけ積んでも定額料金です。

軽トラックは最大積載量350kg、高さ2m・幅1.48m・奥行3.4mまで積めるので、一人暮らしの一般的な荷物であればだいたいすべて積めます。

大掃除のタイミングで自分の部屋の断捨離をしたいと考えている方には、トラック積み放題がおすすめです。

また、買取もできる業者を選べば、買取できる物を買取って不用品回収の費用から差し引いてもらうことができます。



きれいな部屋を維持するコツ


いつまでもきれいな部屋を維持するにはちょっとしたコツがあります。

普段から以下の3点を守るよう心掛けてみましょう。


置き場所を決める

物の置き場所を決めて、使った物を元に戻すだけで部屋は散らからなくなります。

リモコンなどの使用頻度が高い物は、手が届きやすい場所や使いやすい場所に定位置を決めてください。

ゴチャゴチャしやすい文房具、薬、アクセサリーなどは、箱や引き出しなどの専用ケースを用意して収納するのがおすすめです。

ダイレクトメールや郵便などは適当にあちこち置かず、一時保管場所を作りましょう。

2日に1度くらいの頻度で内容を確認し、用が済んだら捨てるようにすれば、大事な手紙をなくす心配がなくなるでしょう。

また、旅行グッズや結婚式に参列するためのグッズなどたまにしか使用しない物は、ひとまとめにしてトランクやバッグに収納すると紛失しにくくなります。

このように置き場所をしっかり決めておくことで探しものがなくなり、整理整頓もしやすくなります。


こまめに掃除する

こまめに掃除をすることも、きれいな部屋を維持するのに重要です。

基本的なことですが、ゴミはテーブルやキッチンに放置せず、きちんとゴミ箱へ捨てましょう。

歯磨きや洗顔のついでに洗面所を拭く、食事が終わったらその日のうちにキッチンをリセットするなどマイルールを決めておくのもおすすめです。

ついつい後回しにしてしまうという方は、「朝起きてすぐ」「でかける前」など、具体的にいつやるのか決めておくといいでしょう。

毎日1ヶ所でもいいので掃除する習慣をつけておくと、忙しい方でも続けられます。


物を減らす・定期的に見直す

物が増えてきたと感じたら、物の量を見直すタイミングです。

クローゼットや収納棚にしまいきれなくなったら、物を持ちすぎているというサインなので、不要な物がないか確認しましょう。

何かを1つ買ったら、家にある物を1つ捨てるというルールにするのもおすすめです。

年に1・2度見直すのが理想ですが、忙しい方は数年に一度でもいいので自分の部屋を見渡して、不要な物がないか確認してください。



まとめ


自分の部屋を大掃除するコツや、大掃除をスムーズに進めるための手順、物を手放す判断基準などについて解説しました。

大掃除をうまく進めるためには、スケジュールを決めたり掃除道具を揃えたり、事前の準備がかかせません。

また、ゴミの収集日や不用品の処分方法もあらかじめ確認しておくことも重要です。

オカタシは不用品の回収と買取が同時にできるため、大掃除の強い味方です。

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この記事の執筆者
中島 健太
  • 中島 健太

    株式会社ウルタロウ代表取締役


    埼玉県を中心に関東全域の幅広いエリアで、不用品回収・遺品整理・ゴミ屋敷清掃を行っている。

    終活・相続関連の社団法人の理事もしており、遺品整理・生前整理に関する様々なセミナーで登壇実績あり。

    屋号のオカタシ!は東北の方言で「片付ける」のことを指し、ただ捨てるということではなく、一つ一つ思いやりを込めて整理するということを大切にしている。

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