木材の処分方法は?捨てる際の注意点とおすすめの処分方法を紹介!

query_builder 2024/09/02
コラム
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「木材の処分はどうしたらいい?」

「木材を捨てる際の注意点は?」

「おすすめの処分方法は?」


DIYや工作、樹木の剪定など、木材の処分方法に困る人は多いはず。


この記事では、木材を自治体のゴミとして出す方法から、無料で処分する方法、さらに木材を処分する際の注意点や不用品回収業者を利用するメリットまで詳しく解説します。


簡単な処分方法だけでなく、売却してお金に変える方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。



木材を自治体のゴミとして出す方法


木材を自治体のゴミとして出す方法は、主に3つの方法が挙げられます。


※自治体によって処分方法や扱い方は異なります。

特に大都市では、燃えるゴミとして出せるサイズや量に厳しい制限が設けられている場合があるため、各自治体の規定を事前に調べておきましょう。


燃えるゴミとして処分する

ウッドチップや木くず、30cm未満の小さい木材や細かく切った木材は、多くの自治体で燃えるゴミとして処分できます。


袋に入るサイズに細かくカットし、怪我のないように作業しましょう。


ただし、枝の太さや長さによっては粗大ゴミ扱いとなる場合もあります。 自治体によっては一度に処分できる木材の量にも制限があるため、排出を複数に分けたり、ごみ処理施設に直接持ち込むことも検討しましょう。


粗大ゴミとして出す

大きな木材は粗大ゴミとして出すことが一般的です。


30cmを超えてくるような木材が粗大ゴミに該当するケースが多く、自治体によっては事前に予約が必要だったり、粗大ゴミシールの購入が必要なケースがあります。


費用は一束あたりで計算され、概ね200円〜800円ほどで処分可能。ある程度長さを揃え、紐で括って持ち出しやすいように指定場所に出します。


自治体ごとで一度に処分できる量も決まっているため、事前によく確認しておきましょう。


ごみ処理施設に直接持ち込む

量が多い場合や、粗大ゴミとして収集できないような大きな木材の場合は、粗大ゴミでも回収できないケースがあります。


その場合は回収可否を事前にしっかり確認し、自治体指定のごみ処理施設(クリーンセンター)に直接持ち込みましょう。


回収の難しい防腐処理や塗装のされた木材も処理してもらえる可能性があります。 持ち込みにかかる費用はさまざまですが、1立方メートルのサイズと量であれば〜10,000円ほどで処分可能です。



無料で木材を処分する方法


自治体のゴミとして処分する場合、大きさや量によって数百円から1万円程度の費用がかかりますが、以下に紹介する方法なら木材を無料で手放せます。


それぞれ少しの手間はかかりますが、費用をかけたくない人は検討してみましょう。


フリマサイトに出品する

小学生の工作や、DIY愛好家にとっても木材は貴重な素材です。


メルカリやラクマといった人気フリマアプリや、ヤフオクなどのオークションサイトに出品することで、必要としている人に販売できます。


この方法は無料で手放せるだけでなく、売上金を得られるのが魅力。実際にサイト上で検索を行い、どういった木材に需要があるのか調べてみましょう。


いっぽうで、木材の写真撮影や詳細入力、購入者とのやり取りが必要なことにくわえ、梱包・発送などの手間がかかる点はデメリットとなります。


リサイクルショップに持ち込む

杉や檜、ブナや楓といった状態のいい木材などは、リサイクルショップで買い取ってもらえる場合があります。


質の良い木材はDIYの素材として需要があるため、状態が良ければ一度問い合わせをした上で持ち込んでみましょう。

ローズウッドやスネークウッドといった木材も人気が高いです。


リサイクルショップへの持ち込みはフリマサイトやオークションサイトを利用するより簡単で、直ぐに現金化できるのも魅力です。


友人や知人に譲る

お金をかけない手段として最も単純な方法ですが、知人や友人に譲るのもおすすめです。


やりとりがスムーズに行えるのが魅力で、DIYやキャンプ用の薪など、相手の需要にあった木材であれば直ぐに譲渡ができます。


費用はもちろん、手間もほとんどかからないため、知り合いに木材を必要としている人がいないか聞いてみましょう。


地元で譲り先を探す

地域に密着した掲示板や、ジモティなどのプラットフォームを利用して、不要木材の引き取り手を探してみましょう。


地域によっては、DIYイベントや工作教室などで木材を活用することがあります。こうしたイベントに木材を提供することで、地域社会に貢献できるとともに、木材を無駄にすることなく有効活用できます。


また、最近は自宅で薪ストーブを使用したりキャンプを楽しむ家庭も多いため、乾燥した木材であれば焚き火用の薪としても需要があります。


木材加工の専門業者に相談する

木材加工を行う専門業者や、木材伐採や庭園の業者に引き取ってもらう方法もあります。


業者にとって木材や端材は原材料として利用できるため、状態の良いものであれば無料で引き取ってもらえるケースが多いです。


ただし、腐食など状態の悪いものは回収できないこともあります。 家の近くに業者があれば、一度問い合わせしてみましょう。


多少遠方でも、出張で引き取りをおこなっている業者も存在します。 伐採から依頼する場合は、一般的な高さの樹木で1本あたり1〜1.5万円程度で処分してくれるケースが多いです。


個人で再利用する

不要な木材を自分で再利用する方法も検討してみましょう。


DIYで棚や家具を作ったり、子供の工作に使うことで、木材を有効活用できます。


処分を自己完結できるため、トラブルも少なく済むのがメリット。DIYを通して新たな趣味をみつけたり、ちょっとした息抜きにもおすすめです。


作る工程でできた小さな端材は、袋に入れて燃えるゴミとして簡単に処分できます。



木材を処分する際の注意点


木材を適切に処分するには、いくつかの注意点に気を付ける必要があります。

処分方法を間違えると法律違反となるケースもあるため、ルールは厳守しましょう。


また、木材の種類や状態に応じた処分方法も異なるため、素材もしっかり確認することが大切です。


不法投棄をする

木材を適切に処分せず、敷地外へ投棄することは法律で厳しく禁じられています。


不法投棄が発覚した場合、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、あるいはその両方が課せられる重い罰則があります。


さらに、業者を介して不法投棄された場合でも、依頼者もその責任を問われるケースがあるため、実績豊富で信頼できる業者を選ぶことが重要です。


庭で焼却処分する

一般的に可燃ゴミとして扱われる木材ですが、野外でそのまま燃やす行為は法律で禁止されています。


不法投棄同様、違反した場合には5年以下の懲役や1000万円以下の罰金といった罰則が科せられる可能性があります。


一部例外で認められる場合もありますが、煙によって周辺住宅とのトラブルを起こしたり、木材に塗料や金属類が含まれていると有害なガスが発生するケースもあります。


風で予想外に火が燃え上がり、火事に発展することも考えられるため、焼却処分は行わないように注意しましょう。


木材の防腐処理や塗装に注意する

防腐処理や塗装が施された木材は、通常のゴミとして処分できない場合があります。


これらの木材は有害物質を含んでいる可能性があるため、そのまま捨てるのは避けましょう。


自治体が定める通常のごみ処理ルールに従って捨てられない場合も多いため、問い合わせのうえ直接ゴミ処理施設に持ち込むか、不用品回収業者に依頼するのが一般的です。


自治体のルールを確認する

冒頭で述べたように、木材の処分方法は自治体によって異なります。


多くの自治体では、木材を燃えるゴミや粗大ゴミとして出す場合、サイズや重量に制限が設けられていることが一般的です。


また、処分費用がかかる場合もあるため、事前に自治体のホームページなどで確認し、指示に従って正しく処分しましょう。


怪我に気を付ける

木材をカットする作業など、自分で処分する時には怪我をしないように注意が必要です。


特に、ノコギリや剪定バサミといった工具は、普段使い慣れていない人だと思わぬ怪我をしてしまいます。


必ず厚手の手袋や保護具を着用し、安全な運搬・処分を心がけましょう。また、釘などがついた木材を扱う際も十分注意が必要です。


シロアリの住処となる危険がある

木材を屋外に放置すると、シロアリやその他の害虫の温床となる危険性があります。


特にシロアリは湿気を含んだ木材を好み、繁殖してしまうと家屋の土台や家具にまで被害が及びます。


木材は適切に管理されていれば長持ちしますが、高温多湿の状態で放置すると腐敗の原因になるので、梅雨の時期に屋外での長期間放置は避けましょう。

シロアリの被害を防ぐためにも、できるだけ速やかに処分することが大切です。


ホームセンターでの引き取りは不可

基本的に木材は資源とみなされないため、多くのホームセンターでは引き取りサービスを行っていません。


たとえホームセンターで購入した木材であっても、処分する際には自治体のルールに従って個人で処分する必要があります。


購入と引き換えに一部引き取りをする店舗もあるようですが、非常に稀なケースなため、量やサイズに合わせて別途処分方法を検討しましょう。


釘や金属部分を取り外す

木材を処分する際には、木材に付着している釘やネジ、金属部分を必ず取り外すようにしましょう。


これらの金属部分が残っていると、収集スタッフやゴミ処理施設での作業に危険を及ぼし、処理が拒否されることがあります。


リサイクルにも影響してくるため、釘や金属部分は木材から取り外し、それぞれ分別して処分しましょう。


運搬時は養生に気を付ける

木材を自分で運搬する場合、車内や家の内装が傷つかないよう、養生をしっかり行いましょう。


特に大きな木材や尖った部分がある場合、車のシートや内装、家の壁や床などに傷がつく可能性があります。


毛布や養生シートなどで丁寧に保護し、運搬時に動かないよう木材をしっかり固定してから搬出するのがおすすめです。


大きさや重さによっては回収不可

太さや重量がある木材は、自治体のゴミ収集や回収業者に処分を拒否されることがあります。


特に大きな梁や重い木材は回収車に積み込めなかったり、処理施設での作業が困難なため、特別な処分方法が必要になる場合があります。


自治体や回収業者に問い合わせる際は木材の大きさや量を具体的に伝え、処分方法や回収の可否を細かく確認しておきましょう。


事業所から出た木材は産業廃棄物扱い

会社や店舗を含む、事業所や工場などから出た木材は一般ゴミとして処分できません。


これらの木材は産業廃棄物として扱われるため、専門の廃棄物処理業者に依頼する必要があります。


処分にかかる費用の目安は1立方メートル5,000円〜。環境法規や産業廃棄物処理法に従い、適切に処分してもらいましょう。



処分が難しい場合は不用品回収業者への依頼がおすすめ


大きくて重い木材や、まとめて大量に処分する必要がある場合、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。


長さや形もなかなか揃わない木材を、導線を確保しながら運び出すのは困難。プロの業者なら家や庭から安全に搬出を行ってくれます。


料金プランはさまざまなものが用意されており、一般的な木材一束だと1,000円〜で回収してくれる業者がほとんど。


また、コスパを考えるなら、木材だけでなく他の不用品とまとめて回収してもらえる定額のトラック載せ放題プランを利用するのもおすすめ。一度の依頼で片付けが効率よく進みます。


ただし、業者によっては木材の処分費用と別に、運搬費や各種手数料が追加で必要になるケースもあります。無料の見積もりサービスが利用できる場合、複数の業者から積極的に見積もりを依頼しましょう。


サービス内容だけでなく、見積もりをもとに料金交渉ができる場合があります。


業者によって費用の計算方法が異なるため、一度の処分で費用がいくらかかるか見積もりをとることが大切です。


不用品回収業者に依頼する前に確認すべきこと

注意点として、専門の回収業者の中には適切な事業許可証を取得していない業者も存在します。


不用品回収には「一般廃棄物収集運搬業許可」が必須となります。この許可証を取得していない業者は法律に違反している可能性があるため注意が必要です。


加えて、業者が買取業務を行っている場合は「古物商許可」の取得も確認しましょう。自治体に申請し、正式に認可された業者にのみ発行されています。



不用品回収業者を利用するメリット


大きな木材や大量の木材を処分する際は、一般的なゴミと違って作業中に怪我をしたり周囲を傷つけてしまう恐れがあります。


不用品回収業者は、木材に限らずさまざまなゴミを回収するプロの業者です。

依頼する上でユーザーが得られるメリットや特徴を紹介するので、依頼する前の判断材料にしてください。


大量の木材でも回収してもらえる

不用品回収業者を利用する最大のメリットは、一度に大量の木材を回収してもらえる点です。


DIYや庭のリフォーム、樹の剪定などで多量の木材が発生した場合、自分で処分するのは時間と労力がかかります。


不用品回収業者に依頼すれば、よほどの量でない限りすべて回収してもらえて便利です。


自治体のゴミ収集では対応できない量でも、業者なら対応可能なことが多いので、量が多くて困っている場合は是非検討してみましょう。


運搬を業者におまかせできる

木材は長さや重量もバラバラなため、自分で運び出すのが難しいケースがほとんど。


特に、重たい木材や大型の廃材を運搬するのは体力的にもかなり大変です。不用品回収業者ならすべての運び出し作業を代わりに行ってくれます。


運搬中の怪我や家を傷つけるリスクもないため、安心して作業をおまかせできるのがメリットです。


迅速な回収対応が魅力

不用品回収業者のもう一つのメリットは、迅速に回収作業をしてもらえることです。


依頼後すぐにスケジュールを組んで回収に来てくれるため、不要な木材を素早く処分できます。


特に、引っ越しやリフォームなどで急ぎの処分が必要な場合はとても便利。 不用品回収業者はイレギュラーな対応にも慣れているため、急な依頼でもある程度柔軟に対応してくれるのが魅力です。


木材以外の不用品もまとめて処分できる

不用品回収業者に依頼すると、木材だけでなく他のゴミや不用品もまとめて処分してもらえます。


一度の依頼で家全体の不用品を一掃でき、効率的に処分できるのがメリットです。

例えば、家具や電化製品なども同時に処分できるため、家全体の片付けや引っ越し準備が一気に進みます。


また、まとめて処分することで個別に処分する手間が省けるのも魅力。時間やコストの節約にもつながります。



まとめ


以上のように、木材の処分方法にはさまざまな選択肢があります。


自治体の規定に従って適切に処分するだけでなく、不要な木材をリサイクルや再利用することで、環境にも配慮した処分が可能です。


また、状況に応じて不用品回収業者を利用することで、他の不用品と一緒に木材を効率的に処分できます。


複数の業者から見積もりを取りながら、料金面やサービス内容で納得のいく業者を選びましょう。


当社でも木材の回収を行っております。

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この記事の執筆者
中島 健太
  • 中島 健太

    株式会社ウルタロウ代表取締役


    埼玉県を中心に関東全域の幅広いエリアで、不用品回収・遺品整理・ゴミ屋敷清掃を行っている。

    終活・相続関連の社団法人の理事もしており、遺品整理・生前整理に関する様々なセミナーで登壇実績あり。

    屋号のオカタシ!は東北の方言で「片付ける」のことを指し、ただ捨てるということではなく、一つ一つ思いやりを込めて整理するということを大切にしている。

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