片付けが続かない原因は?すぐに実践できる片付けを続けるコツを解説

query_builder 2023/05/31
コラム
片付けが続かない

せっかく片付けてもなかなか続けられない、片付け自体すぐ行動できない…。

このように悩んで片付けを敬遠する人もいるのではないでしょうか。

今回は、片付けが続かない原因を解説するとともに、すぐに実践できる片付けを続けるコツとオススメの収納方法をご紹介します。



片付けが続かない原因

片付けが続かない原因は暮らしの中にたくさん隠れています。

ここでは、なぜ片付けが続かないかの原因を6つ解説します。


片付ける時間がない

共働きや子育てをしていると常に時間に追われる生活になりがちです。

特に子どもがいる家庭の場合、片付けてもすぐにオモチャや絵本などで散らかってしまいます。

仕事や育児で疲れている中、寝る間を惜しんで片付けの時間を割くのは大変なので続けるのが難しくなります。


気が散る

家族がいる時間での片付けは、子どもの遊び相手や家事などで集中して片付けられません。

さらに家族から「まだ使えるかも」と捨てる行為をブロックされてしまう可能性もあります。

仮に1人の時間をつくってもスマートフォンやゲーム、テレビや漫画などに気が散ってしまうので注意が必要です。


苦手意識がある

好きなことや楽しいことなら集中して続けられますが、テスト勉強のように片付けそのものに苦手意識があると苦痛に感じてやる気すら起きにくくなります。

少しずつ取り組めば大変ではないのですが苦手による拒否反応で続けることが難しくなります。


片付け方が分からない

片付け方法を把握していないと何から始めればいいのか分からず行動する前に諦めてしまったり、作業が二度手間だったり無計画のためゴールが見えず挫折してしまいがちです。

片付けは、しまってある物を全て出し、見直したうえで収納する方法がよく使われています。

しかしそれが分からないと段取りが悪く、その都度考えるので体力だけでなく思考も疲れてしまい続かなくなります。


一気に片付けようとする

一気に片づけを終わらせようとするのも続かない原因の1つです。

「今度の日曜日に家中片付けよう」 「リビングを一気に片付けよう」 確かに意気込みは素晴らしいですが、まとまった時間をつくり、散らかった部屋を一度に片付けるのは容易なことではありません。

例えるならテスト勉強の一夜漬けや何も食べないダイエットのようなものです。当然、集中力は続かず疲労も溜まり片付けが進まなくなるので挫折しがちです。


片付けの優先順位が低く、先延ばしする

仕事やテストは「この日まで」という守らなければいけないゴールがあるので頑張って取り組むはずです。そのため生活の中でやることの優先順位として高くなります。

しかし片付けは、遊ぶ予定や疲れた理由などから優先順位は簡単に低くなりがちです。

さらにどうしても片付けなくても暮らせてしまうと「今日はいいか」と先延ばしを繰り返すようになり片付けが続かなくなってしまうのです。



片付けを続けるコツ

このように片付けが続かない原因はいくつかありますが、続けるにはコツがいります。

ここでは、すぐに実践できる片付けのコツを5つご紹介します。


片付けのハードルを下げる

誰しもいきなり本が読める訳ではなく、最初はひらがなを覚えることから始めたはずです。

片付けも壮大な問題として一気に解決しようとせず、簡単なことから取り組んでみましょう。


・週2日は生ゴミ以外の要らない物を捨てる

・買い物をしたら財布のレシートを片付ける


このようにハードルを下げた片付けのメリットは挫折しにくいことです。

結果、成功体験が自信となり片付けに対して前向きに取り組めるようになります。


短い時間、小さな場所から始める

片付けは睡眠や仕事の時間を削ってでもやらなければいけない膨大な時間は決して必要ありません。

たった5分でも片付けられることはあります。


・洗った食器を棚に片付ける

・玄関に散らかった靴をしまう

・食材の賞味期限を確認する


たかが5分ですが、集中しやすい時間です。仕事や育児で忙しい人はもちろん、片付けが苦手な人でも辛くなりにくい時間なのですぐ実践できます。

また、リビングやクローゼットなど広くて大きな場所は物も多く片付けも時間がかかり疲れてしまいます。まずは、財布など小さな場所から片付けてみましょう。

小さな場所で成功体験を重ねると、やる気が続くようになります。

服や本など数が多い物も「今日は下着だけ」とジャンルで分けていくのがオススメです。


気が散る物に触れない

テスト勉強で気が散らないようにスマートフォンを手元から離しておくのと同じで、片付けも気が散る物は手元から離しておきましょう。

自分の集中力が散漫になる原因はなるべく触れないよう事前に準備しておくことで片付けが続けやすくなります。


片付ける内容をメモしておく

片付けの度にどこまでやればいいのか曖昧になる人は、前もって片付ける内容をメモしておくといいでしょう。

メモをすることで客観的に作業と時間配分のイメージができて、スケジュール調整や片付け作業の細分化もできます。

さらにメモを振り返ることで進み具合や作業修正もできるので効率アップにも役立ち、続けやすくなります。


片付ける時間を決める

片付けを続けるコツは決まった時間にすることです。食後の歯磨きのように生活の中で無理なくやれる時間を見つけてみましょう。

ゴミ出しついでや洗顔後など今習慣化されている行動のついでなら、わざわざ片付けの時間を作る必要もないので続けやすくなります。



片付けが続かない人にオススメの収納方法

片付けを続けるコツ以外に押さえておきたいのが収納方法です。

ここで紹介する収納方法の5つをチェックして、さらに片付けを続けやすくしましょう。


出し入れしやすい収納にする

続けやすい収納のポイントは、物が出し入れしやすいことです。

低い場所や高い場所の収納は体を屈めたり背伸びしなければならないので負担になります。


・高い場所は取手付きの物

・低い場所はキャスター付きの物


このような工夫で体の負担を減らし収納をラクにしてみましょう。


収納のアクション数を減らす

物の出し入れでアクションが多い収納は面倒で散らかりやすくなります。

ボックス収納でも蓋付きは蓋を開ける工程があるので人によっては煩わしく感じる場合があるでしょう。


・家の鍵をマグネットフックに引っ掛けるだけ

・オモチャを蓋のないかごに入れるだけ


このように、よく使う物や子どもの物を収納する時はアクション数を省くと片付けやすくなります。


中身が一発で分かるラベリング収納

せっかく収納してもなぜか探してばかり、家族から「あれはどこ?」と聞かれてばかりの人には「ラベリング収納」がオススメです。

ラベリングとは収納の中身を表す名札の役割を果たします。ラベリングをすることで、わざわざ収納の中身を確認しなくても物がどこにあるか分かるので誰でも片付けやすくなります。

注意点は複雑だったり細かなラベリングは分かりにくくなるのでパッと判別できる言葉や写真、イラストにするのが効果的です。


物を使う場所の近くに収納する

物を使う場所の近くに収納場所をつくると片付けはラクになります。

なぜなら離れていると片付けるのが面倒になり「あとで片付ければいいや」と後回しになってしまうからです。

玄関なら鍵やマスク、コンロ周りなら調味料やフライパンなど、生活の中でよく使うタイミングの場所に物を収納することですぐ片付けられる環境に近づきます。


物の定位置を決める

物の定位置を決めるのも、片付けが続けられる収納方法です。

しまうたびに収納場所が変わると次に使う時どこにあるか探したり、その辺に置きっぱなしにしがちです。

収納場所を決めることで誰もが把握でき、片付けやすく探す手間も省けます。



「とりあえず収納」のメリットと注意点

定位置を決めるほどでもない物は「とりあえず収納」がオススメです。


・少し着て洗濯しない程度の服

・読みかけの雑誌


このように、しばらくしたらまた使う物を、とりあえず箱やカゴなどにザックリ収納することで散らかりを防止できます。

他にも疲れている時や急な来客の状況でも物が出しっぱなしにならずに済むのもメリットです。

しかし、あくまでも一時的な収納なので、なるべく早く本来の収納に戻すようにしましょう。とりあえずの物が溢れてしまっては本末転倒になってしまいます。

また、とりあえず収納を沢山作るのも、どこに何があるか分からなくなるので少なく設定するのがオススメです。



まとめ

片付けを続けるには、途中やりになってしまう原因を知ることが大切です。

原因を理解して無理のない片付けのコツと収納方法を取り入れてみてください。

気負わずコツコツ疲れない程度の片付けで、自分なりの続けられる片付けを目指しましょう。







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この記事の執筆者
中島 健太
  • 中島 健太

    株式会社ウルタロウ代表取締役


    埼玉県を中心に関東全域の幅広いエリアで、不用品回収・遺品整理・ゴミ屋敷清掃を行っている。

    終活・相続関連の社団法人の理事もしており、遺品整理・生前整理に関する様々なセミナーで登壇実績あり。

    屋号のオカタシ!は東北の方言で「片付ける」のことを指し、ただ捨てるということではなく、一つ一つ思いやりを込めて整理するということを大切にしている。

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