神棚の処分方法を5つご紹介!タイミングや注意点、費用についても解説
「引っ越し先に合う神棚に買い替えたいけど、今の神棚はどう処分すれば良いだろう」
「神棚じまいしたい。神棚って処分しても大丈夫?」
神棚は日頃から家を守ってくれる存在のため、処分や買い替えが必要になった際に
・そもそも処分していい物なのか
・処分するならどのタイミングがいいのか
・正しい神棚の処分の仕方がわからない
・処分後に問題が起きないか不安
など、悩む方も多いのではないでしょうか。
処分するなら正しい方法で、感謝と敬意をもって処分したいですよね。
この記事では神棚を処分するタイミングや処分方法、処分する際の注意点などを解説します。
神棚とは
神棚とは、神様や神社で祈祷を受けたお札を家の中でお祀りする場所です。
家内安全や繁栄・商売繁盛といった願いを込めて設置します。
神棚は小さな神社とも言われ、神社に行かなくても家でお参りができるのが特徴です。
神棚を新たに設置する際、場合によっては自宅に神主を招いて設置した神棚をお祓いして清めてもらう『神棚奉斎』というご祈祷を行うケースもあります。
神棚を処分するタイミング
神棚はそもそも捨てていい物なのかと思う方もいるでしょう。
同じ物を使い続けるイメージがあるかもしれませんが、神棚は定期的に買い替えが必要です。
<神棚を処分するタイミング>
・経年劣化や汚れが目立ってきた
・引っ越しやリフォームする
・悪いことが続いているため心機一転したい
・式年遷宮が行われる年
それぞれのタイミングについて順番に解説します。
経年劣化や汚れが目立ってきた
神棚は神様をお祀りする場所のため、劣化や汚れがあってはなりません。
そのため劣化や汚れが目立ってくる5〜10年程度が処分のタイミングといえます。
5年経っていなくても傷や汚れが目立つ場合は、買い替えるのをおすすめします。
引っ越しやリフォームする
一般的に引っ越しやリフォームなど、生活環境が変わるタイミングで神棚を処分したり買い替えることが多いです。
人間のライフスタイルが変わる際は、神様の住む神棚も新調した方が良いでしょう。
悪いことが続いているため心機一転したい
悪いことが続いていたり心機一転したい場合も、神棚の処分や買い替えるタイミングです。
神棚を新しくすることで、気分をリフレッシュすることができます。
また家に新たな空気を取り込めるため、心機一転したい場合はおすすめのタイミングといえるでしょう。
式年遷宮行われる年
伊勢神宮では20年に1度、社殿と神宝を新調する『式年遷宮』が行われます。
その『式年遷宮』に合わせて神棚を買い替える人もいます。
『それほど汚れてないし引っ越しの予定もない』など、神棚を処分するタイミングが分からないという方は参考にしてみてください。
お祓い(魂抜き)は必要?
神棚を設置する際にご祈祷や魂入れを行っている場合は、そのまま処分できません。
魂入れを行っている神棚を処分する場合は処分前にお祓い(魂抜き)をして、神棚にお祀りしている神様を供養する必要があります。
また『魂はお札に宿る』という考えもあり、神棚設置時に魂入れをしていないケースもあります。
その場合は基本的にお祓い(魂抜き)は不要です。
神棚の処分方法
神棚を処分するといっても、どう処分して良いか分からない方も多いのではないでしょうか。
ここでは神棚の処分方法を5つご紹介します。
ゴミとして処分
お祓い済みや魂入れをしていない神棚は、自治体のルールに従いゴミとして捨てられます。
小さい神棚であれば燃えるゴミ、大きい場合は粗大ゴミとして捨てましょう。
料金は無料〜3,000円程度とリーズナブルです。
ただし自治体によって処分可能な物などルールが異なるため、処分前にルールを確認してください。
また神棚を捨てる際は、塩を振ってお清めをしてから出すようにしましょう。
神社で処分
神棚は神社で処分するのが一般的です。
神社での処分には次の3つがあります。
<神社での処分方法>
①祈祷~お焚き上げ(5,000~数万円程度)
②納札所に返納する(1,000円程度)
③どんど焼きに出す(1,000~3,000円程度)
どんど焼きは毎年1月15日頃に行われる伝統行事のため、急ぎで処分したい場合は他の方法で処分したほうが良いでしょう。
また神社によっては対応していない場合もあるため、事前に確認してから持ち込むのをおすすめします。
買い替え時に引き取ってもらう
買い替えを予定している場合は、買い替え時に引き取ってもらうのも1つの方法です。
料金は無料(送料別)~10,000円程度で、購入するお店により対応していない場合もあります。
そのため引き取りサービスがあるか確認してから買い替えるようにしましょう。
<引き取りサービスの例>
・お仏壇のはせがわ
→新しく神棚を買い替える場合:5,500円(税込)
神棚の引き取りのみの場合:11,000円(税込)
神棚処分業者に依頼
神棚や仏具など専門的な物を処分する業者もいます。
料金は15,000〜数万円程度と他の処分方法に比べて高額ですが、処分と合わせてお祓いやお焚き上げも行ってくれます。
しかし専門的な業者のため数が少なく、対応地域が限られるケースがほとんどです。
事前に対応している地域かを確認するのがおすすめです。
最近では処分したい神棚やお札などを郵送で送ると、お焚き上げやご祈祷を行い証明書を返送してくれる業者もいるので参考にしてみてください。
不用品回収業者に依頼
神棚の処分を不用品回収業者に依頼するのもおすすめの方法です。
神棚の処分だけであれば、3,000円程度で素早く処分してくれます。
他の方法は神棚を自力で取り外す必要がありますが、不用品回収業者に依頼すれば取り外しも行ってくれます。
しかし不用品回収業者ではお祓いやお焚き上げを行ってもらえないため、事前にお祓い(魂抜き)をしてから依頼するようにしましょう。
後ほど不用品回収業者に依頼するメリットなどをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
神棚を処分する際の注意点
神棚を処分する際にはいくつか注意が必要です。
ここでは神棚を処分する際の4つの注意点をご紹介します。
事前に処分可能かを確認する
神棚は他のゴミや不用品に比べて特殊なため、先ほどご紹介した処分方法でも場合によっては対応していないこともあります。
また『神社であればどこでもよさそう』と思うかもしれませんが、すべての神社が神棚の処分に対応しているわけではありません。
そのためどの方法で処分する場合も、まずは事前に処分可能かを確認しましょう。
処分する前に掃除する
神棚は神様をお祀りし、日頃から家内安全など家を見守っている存在です。
処分する際は、これまでの感謝を伝えるためにも処分前に神棚を掃除しましょう。
神棚の掃除は
・手や口を水で清める
・お参りをする
・ハタキでホコリを払う
・綺麗な乾いた布で拭く
という順番で行うのが一般的です。
掃除中に神棚やお札に息がかかるのはタブーとされているため、マスクを着用するなどして息がかからないようご注意ください。
お札の処分は事前に行う
神棚を新たに買い替える予定がない場合は、神棚を処分する前にお札を処分する必要があります。
お札の処分はもらった神社に返すのが基本です。
しかし遠方の神社でもらったお札など返すのが難しい場合は、返納できる神社で返納しましょう。
神棚を買い替える予定がある場合でも、お札は1年を目安に新調するのが一般的です。
そのため1年以上置いてあるお札は神社に返納するのをおすすめします。
無理に取り外さない
神棚の多くは高い位置に設置されていて、取り外しが難しい場合もあります。
神棚を取り外す際に転倒して怪我をしたり神棚を落としてしまうリスクがあるため、無理は禁物です。
自力での取り外しが難しそうと感じる場合は、無理をせず業者に依頼するのをおすすめします。
神棚の処分を不用品回収業者に依頼するメリット
不用品回収業者でも神棚の処分が可能です。
<不用品回収業者がおすすめなケース>
・処分を急いでる
・神棚の取り外しが難しい
・神棚以外にも不用品がある
不用品回収業者に依頼すれば、
・最短即日で処分できる
・取り外しも行ってくれる
といったメリットがあります。
また神棚以外にも不用品があればまとめて処分できるため、他の物を処分する手間が省けますよ。
まとめ
神棚は神様や神社で祈祷を受けたお札を家の中でお祀りする場所です。
そのため長く使い続ける物というイメージがあるかもしれませんが、定期的に買い替える必要があります。
神棚は神社で処分するのが一般的に知られている方法ですが、ゴミとして捨てたり不用品回収業者に処分を依頼することもできます。
どの方法も事前に対応可能か確認してから処分しましょう。
また設置時にご祈祷や魂入れを行っている場合は、お祓い(魂抜き)をしてから処分するようにしてください。
神棚の処分を急いでいたり、自力での取り外しが難しい場合は不用品回収業者に処分を依頼するのがおすすめです。
神棚以外にも不用品があれば同時に処分してくれるため、他の不用品を処分する手間が省けます。
神棚は日頃から家を見守ってくれる存在です。
そのため処分や買い替えは正しい方法で安心して行いたいですよね。
ぜひご紹介した方法を参考に、自分に合う処分方法を見つけてください。
当社でも神棚の処分を行っております。
その他の不用品もまとめて回収可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
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