ゴミ屋敷の掃除の仕方を解説!成功のコツと自力が難しい時の対処法も
「気付いたらゴミ屋敷になってしまっていた家をキレイにしたい」
「でもどこから手を付ければ良いかわからない……」
ゴミ屋敷に住んでいる人の中には掃除をしたいと思っているけれど、物が多すぎて掃除の仕方がわからずキレイにできないという方が少なくありません。
本記事ではゴミ屋敷の掃除の仕方について詳しく解説しています。
ゴミ屋敷の掃除を成功させるコツや自分では掃除するのが難しい時の対処法も解説していますので、本記事を読めば自分に合ったゴミ屋敷の掃除の仕方がわかります。
ゴミ屋敷をキレイにする掃除の仕方
ゴミ屋敷をキレイに掃除する時はとりあえず作業を始めるのではなく、事前の準備をしっかりして計画的に掃除を進めましょう。
ゴミ屋敷には物がたくさんあるので計画的に掃除を進めないと、次に何をすれば良いかわからなくなってしまったり、どこに何があるのかわからなくなってしまったりと作業が進められなくなることがあります。
スムーズにゴミ屋敷をキレイにする掃除の仕方について詳しく解説します!
ステップ1:時間・人手を確保する
まずはゴミ屋敷を掃除するための時間と人手を確保しましょう。
ゴミ屋敷の掃除にかかる時間や人数は、ゴミ屋敷の広さや物の量によって異なります。
例えば、ゴミ屋敷がワンルームで床の半分が見えている程度のゴミの量であれば、一人でも数時間〜1日で掃除することが可能です。
一方で、ゴミ屋敷に複数の部屋があったり床が見えないほどのゴミがあったりする場合は、数日〜1ヶ月もしくはそれ以上かかることがあります。
ゴミ屋敷に大型の家具・家電があれば一人で移動したり処分したりするのが難しいため、家族や友人などに協力をお願いして人手を確保しなければいけません。
ゴミ屋敷を掃除するのに自分の場合はどの程度の時間・人手が必要かを考えるには、一度時間を決めて掃除をしてみるのがオススメです。
その時間で掃除できたゴミの量・種類とゴミ屋敷にあるゴミの量・種類を比べて、全体だとどれくらいの時間・人手が必要なのかを計算してみましょう。
ステップ2:道具を準備する
次に、「汚れやケガなどから自分の体を守るための物」「ゴミを分別・処分するための物」「清掃道具」といったゴミ屋敷の掃除に必要な道具を準備します。
それぞれ詳しい道具は以下の表のとおりです。
汚れやケガなどから自分の体を守るための物 | ゴミを分別・処分するための物 | 清掃道具 |
・汚れても良い服(またはエプロン) ・軍手 ・マスク ・メガネ ・帽子 ・室内用靴 |
・ゴミ袋 ・ビニール紐 ・マジックペン ・新聞紙 ・ガムテープ |
・住居用洗剤 ・ほうき ・ちりとり ・バケツ ・雑巾 ・ブラシ ・スポンジ ・ゴム手袋 |
他にも、ゴミ屋敷には害虫が発生している可能性が高いのでくん煙剤タイプとスプレータイプの殺虫剤も用意しておきましょう。
また、掃除した後に大量のゴミをゴミ収集所やゴミ処理施設まで搬出する方法も考えておく必要があります。
ゴミ収集所までなら自力や台車を利用して運べますが、遠くにあるゴミ処理施設までゴミを運ぶ場合には運搬用の車両や不用品回収業者の手配などが必要です。
あると便利な物も記載したチェックリストを下記にご用意しましたので、ぜひご活用ください。
ステップ3:ゴミの処分方法を確認する
ゴミの処分方法は自治体によって異なりますが、毎週のゴミ収集日に出すような日常のゴミの処分方法とゴミ屋敷の掃除の時のゴミの処分方法も違うことがあります。
ゴミ屋敷の掃除では自治体で収集してくれないほど大量のゴミが出たり、自治体では収集しておらず業者に依頼しないと処分できない種類のゴミがでたりするからです。
例えば、埼玉県川口市の場合は一般ゴミを一度に大量に出したい場合は自治体の収集が利用できず、自分で環境センターまで持ち込むか業者に回収を依頼する必要があります。
テレビ・冷蔵庫など家電リサイクル法の対象となっている家電や、ガスボンベなど有害性のある物は市では処分できないため、それぞれを処分してくれる施設や業者を探さなければいけません。
また、粗大ゴミは自治体に収集を依頼できますが、年末や年度末など回収が混みあう時期は収集まで一週間以上かかることもありますので処分にかかる日数も確認しておきましょう。
参考ページ:
ステップ4:害虫駆除を行う
ゴミ屋敷にはゴキブリなどの害虫が発生していることが多いため、掃除の前に害虫駆除を行いましょう。
ゴミ屋敷の害虫駆除でオススメなのは、掃除の前日にくん煙剤タイプの殺虫剤を使用しておく方法です。
くん煙剤タイプの殺虫剤はスプレータイプに比べて広い範囲に効果があります。
ただし、くん煙剤タイプは使用後に室内に入れない時間が決められており使用に時間がかかります。
そのため、くん煙剤タイプの殺虫剤を使用する時は掃除の前日に使用することで翌日のゴミ屋敷の掃除の作業がスムーズになります。
また、害虫駆除を行う時は殺虫剤の使用方法をよく読んでから使うようにしましょう。
例えば、くん煙剤タイプの殺虫剤は魚など水槽のある部屋では使用できません。 スプレータイプの殺虫剤は連続噴射時間に決まりがある場合があります。
使用方法や注意事項は殺虫剤によって異なるため必ず製品ごとに確認が必要です。
ステップ5:明らかにゴミとわかる物を捨てていく
掃除を始める時は最初に飲食物のゴミや使用したティッシュなど明らかにゴミとわかる物を捨てていきます。
明らかにゴミとわかる物なら悩まずにどんどん捨てていけるので、短時間で多くのゴミを捨てられます。
ゴミをたくさん捨てることで達成感を感じられることや家の中の物も目に見えて減っていくことから、ゴミ屋敷をキレイにしようというモチベーションを維持しやすくなります。
ゴミをスムーズに捨てるためには、分別を徹底することが重要です。事前に自治体のゴミ分別に合わせた袋を準備し、袋にはマジックでゴミの種類を記入しておくと効率的です。
ステップ6:必要な物と不要な物に分ける
明らかにゴミとわかる物を捨て終わった後は、残った物を1つずつ確認して必要な物と不要な物に分けていきます。
ゴミ屋敷には大量の物があるので1つの物について時間をかけて悩んでしまうと、掃除が進まなくなってしまうからです。
ただし、ゴミ屋敷を掃除するにはどうしても家の中の物を減らしていかなければいけません。
保留箱に入れる物が多すぎるとゴミ屋敷の中の物が全然減らなくなってしまい、掃除ができなくなってしまいます。
ゴミ屋敷中の物を減らすためにはあらかじめ保留箱の量を決めておき、それ以上物を入れたい場合には既に中に入っている物を捨てるようにしましょう。
ステップ7:不要な物は処分して必要な物を保管する
必要な物と不要な物に分け終わったら、不要な物を処分して必要な物は段ボールに入れて一部屋にまとめるなど保管しておきます。
不要な物は自治体の決まりに沿って処分します。
粗大ゴミや家電リサイクル法の対象の家電など処分業者に処分依頼しなければいけない物に関しては、忘れずに業者の手配をしておきましょう。
もし粗大ゴミや家電が回収までに時間がかかるのでベランダや庭などに置いておきたい場合は、雨風よけにブルーシートをかけておくのがオススメです。
ゴミ屋敷はこの後拭き掃除などを行うため、必要な物は段ボールなどに入れて簡単に移動できる状態で保管しておきます。
ステップ8:清掃する
ゴミ屋敷の中の物が片付いたら掃き掃除や拭き掃除などの清掃をします。
まずはフローリングワイパーの乾燥シートやほうきとちりとりなどでホコリを集めます。 その後、フローリングワイパーのウェットシートや濡らした雑巾などで拭き掃除をしましょう。
拭き掃除をする前にホコリを集めておくと、ホコリが湿って掃除が難しくなるのを防げます。
必ずホコリを先に集めてから、ウェットシートや雑巾で拭き掃除をしましょう。
汚れやカビがある場合は住居用洗剤を使用します。
ただし、床や水回りの材質によっては使用できない洗剤もありますので、洗剤の使用上の注意をよく読んで清掃場所に適した洗剤を使用しましょう。
こびりついて落ちない汚れがある時はヘラ(スクレーパー)の使用がオススメです。
しかし、ヘラを使用すると床などの表面に傷がついてしまうこともあるため、ヘラを使用する場合も製品の使用上の注意をよく読んでから使用しましょう。
ステップ9:整理整頓する
清掃が終わったらキレイになった家の中に保管してあった必要な物を整理整頓していきます。
家の収納スペースに必要な物を収納していくと、収納スペースに入りきらない物ややっぱり不要だと感じる物が出てくることがあるため、その場合は適宜処分しましょう。
ゴミ屋敷を掃除した後もその家で生活をしていくとまた物が増えていくため、なるべく物を減らすよう意識しながら整理整頓することが重要です。
整理整頓する時は必要に応じて収納ボックスや引き出しなど収納グッズを使用していきますが、収納グッズは事前に買いすぎないよう注意しましょう。
百均などで手軽に買えることもあってつい多く買ってしまいがちな収納グッズですが、実際に使用してみると家の収納スペースに合わなかったり収納グッズがあることで安心して物を増やしてしまったりすることがあるからです。
ゴミ屋敷の掃除を成功させるコツ
ゴミ屋敷の掃除は多くの時間と手間がかかり非常に大変な作業です。
今までに自分でゴミ屋敷を掃除しようと思ったけれど挫折してしまったことがある方もいるのではないでしょうか。
そんな掃除するのが大変なゴミ屋敷の掃除を成功させるには、実はコツがあります。 ゴミ屋敷の掃除を成功させる3つのコツをご紹介します。
スケジュールに余裕をもつ
ゴミ屋敷の掃除を成功させる1つ目のコツは、予備日を設けるなど掃除のスケジュールに余裕を持つことです。
例えば、ゴミ屋敷の掃除が3日で終わりそうだと思った時はゴミ屋敷の掃除ができる日を4日以上確保しておくようにします。
なぜなら、ゴミ屋敷の掃除には想像以上に時間がかかるからです。
ゴミ屋敷の掃除をしていると必要な物と不要な物を分ける時に悩んでしまったり、清掃している時にしつこい汚れがなかなか落ちなくなったりして時間がかかることはよくあります。 また、ゴミ屋敷の掃除をしていると疲れてしまって途中で休憩が必要になることも少なくありません。
そのため、ゴミ屋敷の掃除をする時は余裕をもってスケジュールを立てるようにしましょう。
ゴミ屋敷をキレイにすると起こる良いことを考える
ゴミ屋敷の掃除を成功させるのに重要なのは、ゴミ屋敷をキレイにしようというモチベーションを最後まで維持することです。
「もうゴミ屋敷の掃除をしたくない」
「どうせ頑張ってもゴミ屋敷をキレイにできないよ」
上記のようにゴミ屋敷の掃除の途中でゴミ屋敷をキレイにしようというモチベーションがなくなってしまうと、掃除の続きができなくなりゴミ屋敷は汚いままになってしまいます。
ゴミ屋敷をキレイにしようというモチベーションを維持するには、次のようにゴミ屋敷をキレイにすると起こる良いことを考えるのが効果的です。
・家の中で物を探すことが減る
・今までホコリやカビなどによって出ていたアレルギー症状が治まる
・布団の上でのびのびと眠れる
・仕事や勉強、趣味などに集中しやすくなる
・人を家に呼べるようになる
無理をしない
ゴミ屋敷の掃除で1番大事なことは無理をしないことです。
ゴミ屋敷の掃除は頭も体も使う作業であり、汚い物に触らなければいけないので大きなストレスもかかります。
そのため、無理をして掃除をしてしまうと心身の健康を崩してしまう可能性もあります。
自分の家だからとついつい自分が頑張って掃除しなければと思ってしまうかもしれませんが、誰かの手を借りたとしてもゴミ屋敷がキレイになればゴミ屋敷の掃除は成功です。
ゴミ屋敷の掃除をする時は自分の体調や精神状態に気を付けて、自分で掃除するのが難しい時には無理をせずに家族や友人、ゴミ屋敷片付けの専門業者などを頼るようにしましょう。
ゴミ屋敷を自分で掃除するのが難しい時の対処法
「ゴミ屋敷を掃除したいけど、忙しくて時間がない」
「ゴミ屋敷を自分で掃除してみたけど難しくて途中で嫌になってしまった」
時間や体力、やる気など理由は様々ですが、ゴミ屋敷を自分で掃除するのが難しいケースは少なくありません。
そんなゴミ屋敷を自分で掃除するのが難しい時の対処法を解説します。
その1:家族や友人などに協力してもらう
ゴミ屋敷を自分で掃除するのが難しい時の対処法の1つは、家族や友人などに協力してもらう方法です。
自分1人では難しくても誰かが手伝ってくれることで、最後まで諦めずにゴミ屋敷の掃除をできることがあります。
しかし、「家族や友人も忙しい」「汚れた家を友人に見せたくない」などの理由から家族や友人に協力をお願いできないのもよくあるケースです。
その場合は次にご紹介する「行政に相談する」もしくは「ゴミ屋敷専門の片付け業者に依頼する」という対処法を試してみてください。
その2:行政に相談する
自治体によってはゴミ屋敷について行政に相談できる場合があります。
特にゴミ屋敷条例がある自治体の場合は行政がゴミ屋敷についての相談に乗ってくれたり具体的な対応をしてくれたりする可能性が高いです。
行政に相談するとどんな対応が受けられるかというと、例えば、ゴミ屋敷になってしまう原因が「高齢化」「うつ病などの精神疾患」「ADHDなどの発達障害」などの場合は、訪問ヘルパーなど自治体の支援が受けられる可能性があります。
また、ゴミ屋敷の掃除を業者に依頼する場合に補助金が出る自治体もあります。
ゴミ屋敷への対応は自治体によって異なるので、ゴミ屋敷に悩んだら一度お住まいの自治体の役所などに相談してみるのがオススメです。
その3:ゴミ屋敷専門の片付け業者に依頼する
ゴミ屋敷専門の片付け業者にゴミ屋敷の掃除を依頼すると、手間も時間もかけずにゴミ屋敷をキレイにすることができます。
しかし、ゴミ屋敷専門の片付け業者にゴミ屋敷の掃除を依頼すると自分でゴミ屋敷を掃除するよりも費用がかかります。
ここで知っておきたいのは、実はゴミ屋敷を掃除せずにそのまま放置するのにも次のようなコストがかかっているということです。
・ゴミ屋敷の中で必要な物を見つけ出せずに新しい物を購入する
・お風呂場が物であふれていて使用できないので日常的に銭湯を利用している
・ゴミ屋敷の不衛生な環境のせいでアレルギー症状が悪化し、病院にかかって薬をもらっている
これらのゴミ屋敷を放置することでかかるコストやゴミ屋敷を自分で掃除する時にかかる手間・労力を考えると、ゴミ屋敷専門の片付け業者に費用を支払ってでも早くゴミ屋敷を掃除した方がお得になる可能性は高いといえます。
ゴミ屋敷の掃除を専門業者に依頼する方法
「ゴミ屋敷の掃除の専門業者に依頼したことがないから、なんとなく不安…」
「ゴミ屋敷の掃除を専門業者に依頼って、どうやってすればいいの?」
このようにゴミ屋敷の掃除を専門業者に依頼することについて不安を抱いている方もいるかと思います。
そんな方のためにゴミ屋敷の掃除を専門業者に依頼する方法についても詳しく解説します。
業者の選び方
ゴミ屋敷専門の片付け業者を探す時はインターネットなどで自分の住んでいる地域で作業してくれる業者を見つけて問い合わせをします。
しかし、実際にインターネットで業者を探してみるとたくさんの業者が見つかり、その中からどうやって選べば良いかわからなくなってしまうことがよくあります。
ゴミ屋敷専門の片付け業者選びで失敗しないためには以下の5つのポイントが重要です。
1. ホームページの会社情報がしっかりしているか確認する
2. ゴミ屋敷の片付け実績が豊富な業者を選ぶ
3. Googleなどで口コミをチェックする
4. 見積もり時などのスタッフの対応も判断材料にする
5. 見積もりに不明な点がないかしっかり確認する
Googleの口コミでは星の数が高く大きなクレームがないかをチェックします。
星の数だけでなくいくつか投稿されている文章や業者からの返信も見ておくと、業者のスタッフや作業の雰囲気がわかり業者選びの参考になります。
業者の選び方については以下の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
▶ゴミ屋敷清掃業者の失敗しない選び方と注意点!チェックすべき点とは?
依頼する流れ
ゴミ屋敷の掃除をゴミ屋敷掃除の専門業者に依頼する流れは以下の通りです。
①問い合わせる | 電話やホームページのお問い合わせフォームなどから業者に問い合わせをします |
②見積もりを作成してもらう | 業者に見積もりを作成してもらいます ほとんどの業者では実際に現地にて調査した後詳細な見積もりを作成します |
③契約する | 見積もりや契約書の内容に納得できたら契約します |
④掃除してもらう | 契約時に決めた日程でゴミ屋敷の掃除をしてもらいます 作業開始と作業完了の時は業者と一緒に確認をします |
⑤支払いをする | 掃除が完了した後問題ないか確認し、大丈夫であれば支払いをします |
現地調査まで見積もりがわからないのが不安という方には、オカタシ!の簡単見積もりがオススメです。
オカタシ!では公式LINEからご依頼の内容やお部屋の画像を送っていただくことで簡単なお見積もりを作成しています。
費用を安くするコツ
ゴミ屋敷掃除の専門業者に支払う費用を安くするコツは次の3つです。
・できるだけ自分で片付ける
・リサイクルショップなど不用品買取業者にもう使わない物を買い取ってもらう
・相見積もりをする
ゴミ屋敷掃除の専門業者の費用は主にゴミの処分費用やゴミを運搬する車両費などにかかっており、ゴミ屋敷にある物が多いほど高くなるためできるだけ自分で片付けて物を減らしておくことで安くできます。
また、自分にとってはもう必要ないけれどまだ使える物はリサイクルショップなど不用品買取業者に買い取ってもらうのがオススメです。
不用品買取業者に買い取ってもらえれば処分費用をかけずに買取金額が受け取れます。
複数の業者から見積もりをとる相見積もりをすると、より安い費用で依頼できる業者がわかります。
しかし、あまりにも格安すぎる業者は後から高額な追加請求があるなどトラブルになる可能性があるため避けた方が良いでしょう。
ゴミ屋敷へのリバウンドをふせぐ5つのコツ
ゴミ屋敷を掃除してキレイにした後はそのキレイさを維持することが大切です。
生活しているだけでゴミはどんどん発生するため、キレイな状態を維持しようと気を付けていないとすぐにまたゴミ屋敷にリバウンドしてしまう可能性があります。
ゴミ屋敷へのリバウンドをふせぐ具体的なコツを5つご紹介します!
コツ1:床の上に物を置かない
ゴミ屋敷へのリバウンドをふせぐ1つ目のコツは、床の上に物を置かないことです。
一度床の上に物を置き始めると、ついどんどん他にも物を床の上に置いてしまって気がつくと床の上が物だらけになってしまいます。
床の上に物を置きたくなるというのは実は家の中に物が増えすぎているサインの可能性があります。
本来その物を置くべき棚やクローゼットなど収納スペースが物でいっぱいになってしまっていませんか?
収納スペースに物が収納できなくなってしまった場合は、床の上に物を置くのではなく収納スペースの中の物を整理するようにしましょう。
コツ2:使いやすさを考えて物の定位置を決める
ゴミ屋敷へのリバウンドをふせぐコツの2つ目は、使いやすさを考えて物の定位置を決めることです。
使いやすく片付けやすい場所に物の定位置を決めておけば、使った物を放置して部屋が散らかることが少なくなります。
例えば、クローゼットの中ならよく着る服は手前に収納してあまり着ない服は奥の方にかけるようにします。
就寝前や起床してすぐにエアコンを操作するなら、エアコンのリモコンはベッドや布団のすぐ近くに置き場所をしておくと良いでしょう。
もしいつも使った後に片付けられずにその辺に置いてしまう物があるなら、定位置を見直してみるのもオススメです。
コツ3:「物を増やす場合は1つ物を減らす」などルールを決める
ゴミ屋敷はある日突然ゴミ屋敷になるのではなく、少しずつ家の中に物が増えたり汚れたりすることでゴミ屋敷になっていきます。
そのため、「物を増やす場合は1つ物を減らす」など家をキレイにするためのルールを決めて日々そのルールを守ることでゴミ屋敷にリバウンドしにくくなります。
ただし、家をキレイにするためのルールといっても「毎日2時間掃除する」というような負担の大きいルールは続けられないため効果があまりありません。
次のような日常で行える簡単なルールを決めて生活に取り入れるようにしましょう。
・ゴミはすぐにゴミ箱に入れる
・使った食器はその日のうちに洗う
・ゴミはゴミ収集日の前日の夜にまとめておく
・週に一度は掃除機をかける
コツ4:定期的に家を人に見てもらう機会を作る
家に人をよぶなど定期的に家を人に見てもらう機会を作るのも家をゴミ屋敷にリバウンドさせにくくする効果があります。
家を人に見られる機会があると掃除しようという気持ちになるからです。
自分しか家を見ることがないと、家が汚れていても恥ずかしくないので気にならなかったり、そもそも家が汚れていることに気付けなかったりすることがあります。
定期的に部屋を人に見てもらう機会を作ることで、定期的に部屋を掃除するようになり、家をキレイに維持しようとする意識も生まれやすくなります。
コツ5:ゴミ屋敷になる前に家事代行サービスなどを利用する
家をキレイなままにしておくための掃除が自分では難しい場合は、ゴミ屋敷になる前に家事代行サービスなどを利用することでゴミ屋敷にリバウンドするのをふせぐのがオススメです。
片付けが苦手だったり、忙しかったりなどの理由から自分では家をキレイに維持するのが難しいという人は決して少なくありません。
そのため無理をせず、家事代行サービスや定期的な不用品回収など使えるサービスを利用して部屋をキレイにするようにしましょう。
業者によっては整理収納アドバイザーなどが片付けやすい収納を考えてくれるサービスや、女性のお客様向けに必ず女性スタッフが来てくれるサービスなどもあります。
ぜひ自分の悩みに合ったサービスを探してみましょう。
ゴミ屋敷の掃除についてのよくある質問
オカタシ!では、これまでに多くのゴミ屋敷の掃除のご相談・ご依頼を承っております。 その中でもよくあるご質問をご紹介しますので、ぜひゴミ屋敷の掃除をする際の参考にしてください。
マンションやアパートでゴミ屋敷を掃除する時に注意した方が良いことは?
マンションやアパートでゴミ屋敷を掃除する時は隣上下の部屋や同じ建物に住む人への配慮が必要です。
具体的には以下のような点に注意しましょう。
・早朝や深夜などの作業は避ける
・廊下など共有スペースに物をおかない、共有スペースを汚さない
・害虫や害虫などがいる場合は近隣の部屋に移動しないよう先に駆除を行う
また、もしマンションやアパートから引越しの予定があってゴミ屋敷の掃除をする場合は、退去日に掃除が終わっているように余裕をもってスケジュールを調整することも大切です。
万が一退去日に掃除が終わっていないと延滞分の家賃や高額な退去費用を請求される可能性があります。
賃貸物件の退去日までに自分でゴミ屋敷を掃除しても間に合わなさそうな場合にはゴミ屋敷専門の片付け業者に相談してみましょう。
ゴミ屋敷専門の片付け業者ならスピーディーに掃除をしてくれます。
実際にオカタシ!で承ったお急ぎのお客様からのご依頼をご紹介します。
緊急で片付けたいというお客様から深夜1時にお問い合わせいただきました。
翌朝10時作業を開始し、トラック2台とスタッフ4名で無事その日のうちにキレイにすることができました。
手伝いを家族や友人に頼む時に注意した方が良いことは?
ゴミ屋敷の掃除の手伝いを家族や友人に頼む時には、お願いしたい作業内容や気を付けてほしいことなどを事前にしっかり説明しておきましょう。
家族や友人にゴミ屋敷の掃除に協力してもらうケースでは「とりあえずよろしくね!何かあったら言って!」などついつい事前の説明をおろそかにしがちです。
しかし後から「こんな大変だと思ってなかった」と不満を言われたり、捨ててほしくなかった物を捨てられてしまったりなどのトラブルが起こる可能性があります。
家族や友人など信頼できる相手であっても、ゴミ屋敷の掃除の手伝いをお願いする時には事前に以下の内容を確認しておきましょう。
・ゴミ屋敷の掃除の規模感
・害虫が苦手、ハウスダストアレルギーなどがないかどうか
・保管する物と処分する物の基準や確認の方法
また手伝ってもらった後には、必ず感謝の気持ちを伝えお礼をすることも大切です。
掃除中に貴重品や探し物を見落とさないためにはどうしたら良い?
ゴミ屋敷の掃除中に貴重品や探し物を見落とさないためには、あらかじめ貴重品を入れる箱を用意して見つけ次第その中に保管するようにしておくのがオススメです。
ゴミ屋敷には物が多く、一度探し物を見つけても掃除している間にまた見失ってしまう可能性があります。
そのため、貴重品や探し物を置く場所はあらかじめ準備しておき、もし一緒に作業してくれる人がいた場合はここに入れて欲しいと言う事をあらかじめお願いしておきましょう。
まとめ:ゴミ屋敷の掃除は自分に合った方法で無理せず進めましょう
ゴミ屋敷を掃除する時は時間・人手の確保や道具の準備など事前の準備をしっかりして計画的に行いましょう。
自分でゴミ屋敷を掃除するのが難しい時には家族や友人に協力してもらったり、ゴミ屋敷専門の片付け業者に依頼したりして掃除する方法もあります。
自分の体調やスケジュールなどを考えながら、自分に合った方法で無理せずゴミ屋敷の掃除をするようにしましょう。
オカタシ!ではゴミ屋敷の掃除はもちろん、ゴミ屋敷の掃除と一緒にハウスクリーニングや整理収納アドバイザーの派遣サービスなど幅広いサービスをご提供しています。
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中島 健太
株式会社ウルタロウ代表取締役
埼玉県を中心に関東全域の幅広いエリアで、不用品回収・遺品整理・ゴミ屋敷清掃を行っている。
終活・相続関連の社団法人の理事もしており、遺品整理・生前整理に関する様々なセミナーで登壇実績あり。
屋号のオカタシ!は東北の方言で「片付ける」のことを指し、ただ捨てるということではなく、一つ一つ思いやりを込めて整理するということを大切にしている。
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