ゴミ屋敷に住む親を説得する方法は?注意点やコツを解説
昨今、テレビでゴミ屋敷問題が取り上げられることがありますが、まさに自分事として悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
「帰るたびに実家がゴミ屋敷化・・・何とかしたい」
「片付けるように説得したが、聞く耳をもってくれない」
「家族だけでの解決は難しい・・・どうしたらいいの?」
など、実家のゴミ屋敷問題に頭を悩ませていませんか? ゴミ屋敷に住む親の説得は容易ではありません。
本記事では、ゴミ屋敷に住む親を説得するときの注意点やコツ、家族では解決が難しい場合の相談先について解説していきます。
実家のゴミ屋敷問題について、まだ手をつけられていない方も、説得が上手くいかずに悩んでいる方も、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
ゴミ屋敷を放置することのリスク
実家のゴミ屋敷問題について目を背けたくなる方も多いでしょう。しかし、ゴミ屋敷を放置することでさまざまなリスクが起こり得ます。
健康被害のリスク
ゴミ屋敷に住み続けると、以下のような健康被害を受ける恐れがあります。
・害虫による健康被害
ゴミ屋敷に発生するハエ、ダニ、ゴキブリなどの害虫は、さまざまな細菌や恐ろしいウィルスを媒介し、人に病気をもたらします。
・不衛生な空気による健康被害
ゴミ屋敷には、ハウスダスト、ホコリ、カビが充満しています。その空気を吸い続けることで、深刻なアレルギー症状を引き起こします。
・心への悪影響
ゴミに囲まれた、不衛生で不潔な環境での生活は、精神も蝕んでいきます。
火災のリスク
ゴミ屋敷のような環境下では、火災のリスクが高くなります。
大量のゴミがあることで、火の元に気づきにくく、広がるのもとても速いからです。また、コンセント周りのホコリが発火する、トラッキング現象による火災も少なくありません。
万が一、近隣の住宅を巻き込んでしまった場合には、取り返しのつかないことになるでしょう。
転倒や怪我のリスク
安全な動線を確保できていないゴミ屋敷の環境では、より転倒や怪我のリスクが高まります。高齢になると足腰が弱ってくるため、少しの段差や物につまづいて転んでしまうことがあるからです。
高齢者の転倒・骨折は、介護が必要となる主な原因のうちの一つなので、転倒しないようにすることは重要です。
親を説得するときの注意点
親を説得するときに、注意しなければいけないことについて解説していきます。
親の気持ちを尊重する
「こんなものいらないでしょ?」など、つい否定的なことばを使っていませんか? まずは親の気持ちや片付けられない原因を理解しようとする姿勢が大切です。
意向を無視して片付けようとしたり、強く攻めるようなことばを使ってしまうと、かえって強く拒否されてしまう可能性が高くなります。
出来るかぎり、まずは親の気持ちに耳を傾けてください。親の気持ちを尊重しつつ説得すれば、少しづつ片付けの道筋が見えてくるでしょう。
自分は協力者であることを伝える
親を説得するときは、自分は協力者であるということを伝えましょう。
ゴミ屋敷になる大きな要因の一つは、親が孤立化していることです。親の孤独感が強まると、さらに物への執着心が強くなります。
まずは、この状況を心配してること、改善したいと思っていること、協力したいと思っていることを真摯に伝えていきましょう。
孤独感を解消してあげることが、解決の糸口となるかもしれません。
片付けられない原因に合わせたアプローチをする
片付けられない原因が何かを理解することが大切です。なぜなら、片付けられない原因によって効果的な説得方法が異なるからです。
片付けられない原因には、以下のようなことが挙げられます。
・孤独感からくる物への執着
・認知能力・判断能力の低下
・精神的な疾患や発達障害によるもの
・体力や気力の低下 など
例えば、孤独感によって物への執着が強くなっているならば、本人の孤独感を解消するような働きかけが効果的でしょう。
逆に、認知能力が低下している人に、ゴミ屋敷のリスクを懇々と伝えても効果はうすいかもれません。
本人の状況に合わせた説得方法を試みる必要があります。
親を説得するコツ
説得するときの注意点を理解した上で、説得するコツについて具体的に紹介していきます。
ゴミ屋敷に住み続けることのリスクを伝える
ゴミ屋敷に住み続けることは、前述したようにさまざまなリスクがあります。
ある程度判断能力がある人には、ゴミ屋敷に住み続けることのリスクやその怖さを伝えることは、効果があるかもしれません。 多少なりとも「このままではいけない」と意識させることができるでしょう。
片付けることのメリットを伝える
「片付けしなくては」という義務感ではなく、「片付けしたい」という前向きな気持ちになるよう、片付けることのメリットも伝えていきましょう。
例えば、 「清潔になったら気持ちいいよ」「片付けたら、思いがけない宝物が発見できるかも」「孫や友人などを家に招きやすくなるよ」などです。
ゴミ屋敷を解決した後の良いイメージをもってもらいましょう。片付けることを前向きに考えるきっかけになるかもしれません。
説得しやすい場所だけを片付ける
説得しやすい場所から少しづつ片付けていくとよいでしょう。急にすべてを片付けようとするのは、本人の抵抗感も大きいからです。
親が普段過ごすエリアから遠い場所の片付けから提案してみましょう。例えば、玄関や廊下、屋外など。「ここだけしか触らないから」と場所を限定すれば、案外受け入れてくれるかもしれません。
一部でも片付けることができれば、片付けることの爽快さや小さな達成感みたいなものも得られるでしょう。その気持ちが、次の片付けのステップになる可能性があります。
説得しやすいタイミングを逃さない
親自身が、今の生活や考え方を見直すきっかけとなるような、環境の変化が起きたタイミングを逃さないようにしましょう。例えば、 転んで怪我をした健康面で悪影響が出てきた訪問介護やデイサービスを利用することになった入院することになったなど。
親自身が「このままでも特に困っていない」と思っている場合は説得もうまくいかないものです。説得するタイミングもよく見極めましょう。
必要な場合は心のケアを
ゴミ屋敷に住む人の多くは、何かしらの心のトラブルを抱えていると考えられます。
例えば、ため込み症や買い物依存症などの心の病や、うつ病や認知症などの精神的な疾患です。専門の医療機関での治療やサポートが同時に必要になる場合もあるでしょう。
家族だけでの解決が難しい場合は
家族だけでは解決が難しい場合の相談先についてご紹介します。
地域包括支援センター
地域包括支援センターは、『住民の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、地域の住民を包括的に支援することを目的とする施設』のことをいいます。
その業務の一つに『総合相談支援業務』があり、対象地域に住んでいる65歳以上の高齢者や、その支援をしている家族が利用することができるのです。
親が65歳以上で、ゴミ屋敷化が深刻で解決が難しい場合は相談してみるとよいでしょう。多面的なサポートをしてくれるので、ゴミ屋敷の解決の他に、介護サービスの利用など必要なサービスにもつながるかもしれません。
片付け専門業者
専門業者は様々な顧客のニーズに合わせて柔軟に対応してくれます。 親のゴミ屋敷の片付けという事例や経験も、多くあることでしょう。
もちろん実際に依頼する際は、本人の了承を得ることが必要になりますが、一度相談・見積してみる価値はあるでしょう。
業者からの提案によって、何か解決の糸口を見出せるかもしれません。
まとめ
本記事では
・ゴミ屋敷を放置することのリスク
・親を説得するときの注意点
・親を説得するときのコツ
・家族だけで解決が難しい場合の相談先
について解説してきました。
ゴミ屋敷を放置することで起こり得るリスクを回避するためにも、やはり問題に目を背けず、片付けるように親を説得しなくてはなりません。
心身共に健康で、親子ともに安心して生活していけるようにするためにも、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
↓ゴミ屋敷に住む高齢者の支援方法についてはこちらの記事もどうぞ
お片付けでお困りの方は「オカタシ!」にご相談ください!
買取が得意な、ゴミ屋敷清掃・遺品整理・不用品回収の会社です。
一都三県で家を綺麗に空っぽにするお手伝いをしております。
・手が付けられないほどお部屋がゴミだらけになってしまって困っている
・物が多すぎて1人では片付けられない
・実家のゴミ屋敷をどうにかしたい
このようなお悩みを低価格&スピーディーに解決いたします!
「オカタシ!」では、不用品の回収や買取、ゴミの処分、お部屋の清掃まで、様々なご依頼に柔軟に対応できる技術がございます。
お客様ひとりひとりのご希望をしっかりとお伺いし、お部屋の広さや状態に適したプランをご提案しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
< オカタシ!の特徴 >
①買取が得意
不用品の中で買い取ることができるものはお買取し、お客様の負担を少しでも減らすことができればと考えております。
②クレジットカード・分割払い可能
多彩なお支払い方法をご用意しております。
・現金払い・銀行振込・クレジットカード・スマホ決済
・分割払い可能 自社ローンを採用しております。緊急でお支払いにお困りの場合はお気軽にご相談ください。
③お部屋を丸ごと綺麗に
-
不用品回収からご自宅の清掃まで、まとめてご依頼いただけます。
- ご自身ではどこから手をつけたらいいかわからないほどのお部屋も、プロの手で隅々まで綺麗にいたします。
④24時間365日お問い合わせ受付
いつでもお気軽にご連絡ください! お問い合わせはこちら
⑤ご相談・お見積もり無料
ご相談・お見積もりは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
⑥法人様も利用可能
倉庫や店舗の撤去でお悩みの方はまずご相談ください。
現地調査の結果やご希望をお伺いし、最適な価格・プランをご提案いたします。法人のお客様はこちら
-
中島 健太
株式会社ウルタロウ代表取締役
埼玉県を中心に関東全域の幅広いエリアで、不用品回収・遺品整理・ゴミ屋敷清掃を行っている。
終活・相続関連の社団法人の理事もしており、遺品整理・生前整理に関する様々なセミナーで登壇実績あり。
屋号のオカタシ!は東北の方言で「片付ける」のことを指し、ただ捨てるということではなく、一つ一つ思いやりを込めて整理するということを大切にしている。
NEW
-
query_builder 2025/04/14
-
ふじみ野市で口コミ高評価のゴミ屋敷・汚部屋片付け業者5選!【即日対応有】
query_builder 2025/04/08 -
片付け代行は恥ずかしくない!業者に頼むメリットや優良業者の選び方
query_builder 2025/04/04 -
【川崎市中原区の実績】ゴミ屋敷の片付けをご依頼いただきました
query_builder 2025/03/28 -
大量の紙を賢く処分する方法!環境にも家計にも優しい捨て方は?
query_builder 2025/04/03
CATEGORY
ARCHIVE
- 2025/045
- 2025/036
- 2025/026
- 2025/019
- 2024/124
- 2024/112
- 2024/103
- 2024/0914
- 2024/0810
- 2024/0710
- 2024/0611
- 2024/0514
- 2024/0411
- 2024/038
- 2024/024
- 2024/014
- 2023/124
- 2023/119
- 2023/1011
- 2023/0912
- 2023/0818
- 2023/0715
- 2023/0616
- 2023/0517
- 2023/0411
- 2023/0310
- 2023/0215
- 2023/0111
- 2022/122
- 2022/113
- 2022/072
- 2022/061
- 2021/051
- 2021/017
- 2020/114