ゴミ屋敷になってしまうのはなぜ？ゴミ屋敷になる原因ときっかけ | コラム | ブログ

テレビでゴミ屋敷の特集を見たり、身近な人の家がゴミ屋敷になっているのを見ると「何でゴミを捨てないんだろう？」「なぜゴミ屋敷になってしまうんだろう？」と疑問に感じるかもしれません。

ゴミ屋敷の住人はさまざまな問題を抱えていて、片付けたくても片付けられない場合が多いです。

そこでこの記事では、ゴミ屋敷になる原因ときっかけについて解説します。

ぜひ参考にしてください。

ゴミ屋敷になってしまうのはなぜ？

ゴミ屋敷になってしまう原因は以下のことが考えられます。

・忙しさやストレスが原因

・精神疾患が関係している

・発達障害が関係している

・孤独感や疎外感を誤魔化すため

・汚いことが気にならないから

・認知症のため

それぞれ解説していきます。

忙しさやストレスが原因

忙しさやストレスが原因でゴミ屋敷になることがあります。

特に仕事が忙しい若年層に多いです。

仕事や家庭の問題、対人関係での疲れやストレスが原因で無気力になり、何もする気が起きなくなります。

その結果、片付けを後回しにしてしまいゴミ屋敷になってしまうのです。

精神疾患が関係している

ゴミ屋敷になってしまうのは、精神疾患が関係している場合もあります。

精神疾患とは、気分の落ち込みや妄想など心身に様々な影響が出る疾患です。

ゴミ屋敷になりやすい症状として、強迫性障害・うつ病・統合失調症・ためこみ症・買い物依存症・セルフネグレクトがあります。

精神疾患があると、自分に対して関心や意欲がなくなり身の回りのことをしなくなったり、モノを溜め込んだり、大量の買い物をしてしまったりするためゴミ屋敷に繋がります。

↓ゴミ屋敷と精神疾患の関係について詳しくはこちらの記事をどうぞ

ゴミ屋敷は精神疾患が原因の可能性も！見極め方と対処法

発達障害が関係している

ゴミ屋敷になってしまうのは、発達障害が関係している場合もあります。

発達障害とは、生まれつき脳の働き方に違いがある障害です。

発達障害の中でもADHDやアスペルガー症候群がゴミ屋敷になりやすいです。

モノに対するこだわりが強く片付けられなかったり、嫌なことや面倒なことを避けようと先延ばしにしてしまったりするため、ゴミ屋敷になってしまうことがあります。

↓発達障害について詳しくはこちらの記事をどうぞ

発達障害だとゴミ屋敷や汚部屋になりやすい？理由と対処法

孤独感や疎外感を誤魔化すため

孤独感や疎外感が原因でゴミ屋敷になる場合もあります。

大切な人や親しい人が亡くなってしまったり、一人暮らしで周囲に話せる人や頼れる人がいない場合、その寂しさや虚しさを紛らわせるために物を集めてしまうのです。

物に囲まれることで安心感が生まれるためどんどん物が増えていき、ゴミ屋敷に繋がります。

汚いことが気にならないから

ゴミ屋敷に住んでいる人の中には、汚いことが気にならない人もいます。

通常であれば「そろそろ片付けないと！」と思う状態であっても、片付けに無頓着なので趣味など他のことを優先してしまいます。

その結果、ゴミがどんどん溜まっていきゴミ屋敷になってしまうのです。

認知症のため

ゴミ屋敷になってしまうのは認知症が原因の場合もあります。

認知症を発症すると、物忘れをしたり、理解力や判断力が低下するため、ゴミ出しを忘れたり、ゴミを捨てることを判断できなくなることがあります。

そうしてゴミが溜まり続けた結果、ゴミ屋敷になってしまうのです。

ゴミ屋敷になってしまうきっかけ（例）

ゴミ屋敷になってしまうきっかけは以下のような場合が考えられます。

・転職をして忙しくなってしまった

・夜勤になりゴミ出しのタイミングを逃してしまった

・プライベートや仕事の悩みで自暴自棄になってしまった

・少しゴミを置きっぱなしにしていたらどんどん増えていった

・ゴミ出しの際に注意されたのがきっかけでゴミが捨てられなくなった

それぞれ解説していきます。

転職をして忙しくなってしまった

転職して忙しくなり、片付ける体力や時間を確保できなくなったためゴミ屋敷になってしまった、という人は多いです。

本人に片付ける意思はあっても、忙しすぎて ”帰って寝るだけ” という生活を送っているため、なかなか片付けができません。

その結果、惣菜やカップラーメンの容器などのゴミが溜まっていき、自分の手に負えなくなってゴミ屋敷になってしまうのです。

夜勤になりゴミ出しのタイミングを逃してしまった

夜勤などでゴミ出しのできる時間に家にいなかったり、寝過ごしてゴミ出しのタイミングを逃したことがきっかけでゴミ屋敷になることもあります。

何回もタイミングを逃した結果、ゴミを出すのが面倒くさくなり、ゴミ屋敷になっていくのです。

実際に夜勤勤務のある看護師や医者などの職業の方は、心身ともに疲れていてゴミ出しにいけなかったり、ゴミを出すタイミングが合わずゴミ屋敷になっている人も多いです。

プライベートや仕事の悩みで自暴自棄になってしまった

プライベートや仕事の悩みで自暴自棄になり、何も手につかなくなってゴミ屋敷になってしまう人もいます。

自暴自棄になってしまう理由はさまざまです。

例えば、お金を騙し取られたり、大切な人が亡くなってしまったり、仕事でミスをしたり、失恋してしまったり、などが考えられます。

そうしたショックな出来事があると、自分の生活なんてどうでもいいと思ってしまい、ゴミ屋敷になっていくのです。

少しゴミを置きっぱなしにしていたらどんどん増えていった

「今疲れているから明日やろう」「平日は忙しいから週末に片付けよう」などとゴミを置きっぱなしにして、片付けを後回しにしたのがきっかけでゴミ屋敷になる人もいます。

後回しにし続けた結果、片付けようと思った時にはゴミの多さに面倒くさくなり、再び先延ばしに。

そしてゴミがどんどん増え続け、気づけば手に負えない状態になってしまいます。

ゴミ出しの際に注意されたのがきっかけでゴミが捨てられなくなった

ゴミ出しの際に近所の人やマンションの管理人に注意されたことがきっかけでゴミが捨てられなくなったという人もいます。

気をつけていても「また怒られるのではないか？」と不安になりゴミ出しをするのが嫌になってしまうのです。

そうやって捨てられないゴミが溜まっていった結果、ゴミ屋敷になってしまいます。

まとめ

ゴミ屋敷になる原因やきっかけは人それぞれです。

住民の方が多忙を極めていたり、その人の性格や心身の状態が原因だったりと、片付けられないのにはさまざまな理由があります。

親しい人や近所の人がゴミ屋敷になっていたら、その背景には色々な理由があるので、頭ごなしに否定せずコミュニケーションを取っていくようにしましょう。

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