軽度のゴミ屋敷は自力で片付けできる!きれいな部屋を保つコツを解説
ゴミ屋敷と一口にいっても、軽度から重度までレベルは様々です。レベルによっては専門業者への依頼が必須ですが、軽度のゴミ屋敷なら自力で片付けできます。
「ゴミの多い私の部屋は自力で片付けできる?」
「どうやったら部屋をきれいなままにできるの?」
「私の部屋ってゴミ屋敷なの?どれくらいまずいのかわからない…」
本記事ではこのような疑問を持った方に、ゴミ屋敷のレベルや自力で片づける方法、部屋をゴミ屋敷にしないコツなどを解説していきます。
ゴミ屋敷は状況によってレベルがある
ゴミ屋敷という言葉を聞くと、部屋中がゴミだらけで家の外にまでゴミが散乱しているようなイメージがあるかもしれません。
ですが、実際は部屋に入れないほどのゴミ屋敷からゴミは散らばっているが普通に生活はできるレベルのゴミ屋敷まで様々です。ここでは、ゴミ屋敷のレベルを4つに分けて説明していきます。
レベル1軽度:探し物がすぐに見つからない
レベル1軽度のゴミ屋敷は探し物がすぐに見つからない状態です。ゴミ袋や飲み終えたペットボトルなどが部屋の隅に置かれていますが、部屋の床は見えています。
ゴミがあることはありますが、ゴミが邪魔で部屋の中を歩くのに苦労するレベルではなく、生活自体に大きな問題はありません。ですが、部屋の中は雑多で整理整頓されておらず、ゴミのほかにも雑誌やチラシなどが散乱している状況です。
そのため、例えば届いた荷物を開けるのにはさみが欲しいとなった時に、すぐにはさみを見つけることができません。また、読みたい本や漫画をすぐに見つけることは難しいです。
生活自体に大きな問題はなくても、探し物がすぐに見つからないストレスを抱える部屋といえるでしょう。
レベル2中度:床がゴミで見えない
レベル2中度のゴミ屋敷は、床がゴミでみえない状態です。
部屋の床にはゴミが散乱しており、フローリングや畳がゴミや散らかしたままの空の弁当箱や飲み物などで隠れてしまっています。一般的にも多くの方が部屋が汚いという印象を持つでしょう。
ゴミが部屋のいたるところに散乱していて、足の踏み場もない状況です。ゴミの隙間をぬって歩く必要があり、床が見えないため固い物を踏めばケガをする恐れもあります。
物よりもゴミの方が多く、部屋が散らかっているというよりは部屋が汚い印象を与え、多くの人が嫌悪感を抱くレベルです。また、生ごみが放置されていた場合は臭いが出ますし、虫が発生する場合もあります。
レベル3重度:普通に生活するのが困難
レベル3重度のゴミ屋敷になると普通に生活するのが困難な状況です。
具体的には部屋・家の中がゴミであふれていて、部屋の中に入ることすら容易ではありません。テレビなどで紹介されるゴミ屋敷のイメージです。
廊下を含めた部屋中にゴミが山積みになっていて、生活に必要なスペースがありません。そのため、テレビをつける・お風呂に入るといった、ごく普通の動作にも時間と労力がかかります。
また、山積みになったゴミが崩れてくる可能性やゴミを踏んだり、ゴミにぶつかったりして足をケガする可能性もあり危険です。当然、寝るスペースはなく、ゴミに埋もれて寝ることになります。
重度のゴミ屋敷になる場合は、心理的な問題や仕事や人間関係などで大きなトラブルを抱えていることがほとんどです。自力で解決することは極めて困難で、周りのサポートが必要となります。
レベル4危険:身体に強い悪影響がある
レベル4危険のゴミ屋敷は身体に強い悪影響がある状態です。一刻も早い対処が必要となります。
ゴミで部屋が埋もれているような状況で、何がどこに置いてあるのか全くわからない状態です。何カ月も放置されたゴミにさらにゴミが積み重なり、下のゴミは押しつぶされ腐敗していきます。
ゴミが腐敗すれば臭いも強くなり、害虫やカビの発生原因にもなります。レベル4のゴミ屋敷はゴミそのものが危険というよりは、大量のゴミから発生するほこりや悪臭、害虫、カビが身体に悪影響を与えるので危険なのです。
また、悪い影響があるのは本人だけではありません。悪臭は周囲の部屋・住宅にも伝わりますし、虫が大量に発生すれば他人の住まいにも虫は侵入します。
さらに、虫の種類によっては住宅そのものが傷つく可能性もあります。ゴミ屋敷であることが周囲にも知られ、直接苦情を言われたり、行政に連絡されることもあるでしょう。
賃貸住宅の場合は退去を命じられる場合がありますし、自宅であっても放置していれば行政が強制的に片づけを執行する場合もあります。
レベル3以上はいち早く業者に依頼を
レベル3以上のゴミ屋敷の場合は自力で片づけることは極めて困難です。
日常生活を普通に送れない状態であり、自分の身体や周囲の人々にも悪影響が出ています。そのため、いち早く専門の業者に片付けを依頼しましょう。
専門業者はゴミ屋敷の片付けのプロですので、自力では1週間あっても到底片づけられないレベルでも短期間で片付けできます。もちろん費用はかかりますが、自力ではどうしようもない場合はためらわずに専門業者に依頼することが自分にとっても周囲の人にとってもベストな選択です。
逆に言えば、レベル1か2の状態であれば自力で片付けができる可能性が十分あります。ゴミが散乱しているものの部屋や廊下の移動は問題なくでき、悪臭や大量の害虫が発生していないなら自力でも片付け可能なレベルと言えます。
軽度のゴミ屋敷になってしまう人の特徴
軽度のゴミ屋敷になってしまう人には共通する特徴があります。当てはまるものがないか、自分や自分の身近な人をイメージしながら確認してみてください。
仕事や家事が忙しい
仕事や家事が忙しく、部屋の片付けをする暇がないという人は、その状態が長期間続くと軽度のゴミ屋敷になってしまうので注意が必要です。
仕事や料理・洗濯などの家事、子育てをしていると、どうしても忙しくて部屋の片付けまで手が回らないことがあるでしょう。仕事の繁忙期や子どもが熱を出したなどの一時的な要因で部屋の片づけができないのは問題ありません。
ですが、忙しくて部屋の片づけができない状態が常態化してしまっているなら、注意しましょう。
仕事や家事・育児は優先度が高く、それに比べると部屋の片づけはどうしても後回しになりがちです。ゴミ出しを1回忘れた程度では問題ありませんが、それが積み重なっていくとどんどんゴミが部屋にたまっていきます。
また、精神的に疲れているとゴミが増えているのが目に入っていても、ゴミを捨てるところまで意識が回らず放置してしまいがちです。忙しい状態が続いている人は意識的に休息して心身をリフレッシュさせましょう。
片付けが苦手
そもそも片付けという行為が苦手な人もいます。片付けをしたつもりでも他人から見れば散らかった状態であったり、片付け自体を不要だと考えているケースです。
性格的な問題の場合もありますが、今まで生活している中で片付けを誰かにしてもらっていたためやり方がわからない場合や、実家がゴミ屋敷だったのでそもそも部屋が汚いと思っていない場合もあります。
片付けが苦手だと、片付けをしても途中で止めてしまったり、見えないところに押し込んだだけできれいになったと自分の中だけで解決してしまいがちです。
そのため最初から自分だけで片付けするのではなく、まずは他人と一緒に片付けをしたり、他人の部屋を見て自分の部屋の汚さを知る必要があります。
体力的に片付けができない
体力がなく片付けをすることが困難なケースもあります。
例えば、寝たきりや病気で長時間立って片付けや掃除をするのが難しい人です。ケガであれば、ケガが治れば片付けができますが、年齢や持病の問題なら日常的に片づけをするのは難しくなります。
このような場合は周囲の人や業者を頼りましょう。ゴミが大量にたまると悪臭や害虫が発生しますので、そうなる前に対処することが重要です。
人が生活すればゴミはどうしても出てしまいます。軽いゴミなら捨てられても重いゴミは体力的に運べないこともあるでしょう。「今度誰かに頼もう」と考えている間にゴミがどんどんたまってゴミ屋敷になることもあります。
精神的な病気の可能性も
片付けができず軽度のゴミ屋敷になってしまう人の中には精神的な病気を抱えている人もいます。
例えば、部屋の片づけができないというのはうつ病の代表的な症状の一つです。そのほかにも過度なストレスや認知症の影響で片付けができない場合もあります。
また、必要でない物まで頻繁に買ってしまう買い物依存症の人も荷物がたまりやすく、部屋がゴミ屋敷になりがちです。買い物依存症の人は持ち物を捨てることに強い抵抗があり、部屋に不要な物がたまっていきます。
精神的な問題を抱えている場合、片付けができないのは本人のやる気の問題ではありません。軽度のゴミ屋敷になってしまう人の中には、このように本人だけではどうしようもないケースもあるのです。
軽度のゴミ屋敷を放置するリスク
軽度のゴミ屋敷だからといって、「まだ軽度だから大丈夫だろう」と放置していると周囲とトラブルになったり、退去を命じられる可能性もあります。
ここでは、軽度のゴミ屋敷を放置するリスクを解説していきます。
① 中度以上のゴミ屋敷に悪化してしまう
軽度だからといって放置すると、中度以上のゴミ屋敷に悪化してしまいます。人間が生活している以上ゴミは出ますので、まだ軽度だからと油断して片付けをしないとゴミは増える一方です。
中度以上のゴミ屋敷になれば家の中での移動すら難しい状況となり、普通の生活はできません。休息が十分に取れず生活の質が大幅に悪化し、肉体的・精神的に大きな悪影響が出ます。
仕事に集中できず会社での評価が落ち収入が減ったり、友人や恋人が離れていくこともあるでしょう。中度以上のゴミ屋敷になるということはそれだけ大きな問題なのです。
また、繰り返しになりますが、中度以上のゴミ屋敷になると自力で片付けすることは非常に難しくなります。専門業者に依頼すると費用もかかりますし、周りの人に自分の家がゴミ屋敷になっていることが知られやすくなるというデメリットもあります。
② 害虫が発生するなど衛生環境が悪化する
軽度のゴミ屋敷でもそのまま放置すれば、ゆくゆくは害虫が発生します。
具体的にゴミ屋敷で発生することが多いのがハエやコバエ・ゴキブリ・チャタテムシなどです。当然、このような虫が発生すれば衛生環境は悪化します。
ハエやコバエは病原菌を運ぶこともありますし、食べ物に止まればその食べ物も汚染されるでしょう。ゴキブリは死骸や糞が粉塵となり、アレルギーを引き起こす場合もあります。
チャタテムシは米や小麦に発生する虫で、中で繁殖していることを知らずに口にしてしまうかもしれません。このように小さな虫でも身体に悪影響を与える可能性がある立派な害虫です。
普段見ることもあるハエやゴキブリですが、サルモネラ菌やピロリ菌、赤痢菌などの病原菌を運んでくる可能性がある危険な虫であることは知っておきましょう。
③ 悪臭による隣人とのトラブル
ゴミを放置していると悪臭が発生します。自分は臭いは気にならないから大丈夫という人が中にはいるかもしれませんが、悪臭は隣人とトラブルになることも多いので要注意です。
隣人とトラブルになること自体が多くの方にとっては多大なストレスになります。普段の会社やプライベートでの生活にも悪影響を及ぼすことになるでしょう。
また、一度トラブルになるとその後もちょっとしたことでトラブルになりやすいのが人間関係の難しさです。悪臭から始まった隣人トラブルが騒音や駐車場の使い方といった別のトラブルを招く可能性もあります。
心も体も休める場所である自宅でトラブルを抱えてしまうと、休まる時間がなくなってしまいます。隣人トラブルが大きくなれば、最悪引っ越さなければならなくなるかもしれません。
④ アレルギーや感染症のリスクが高まる
部屋の中にゴミが大量にあるとアレルギーや感染症のリスクが高まります。
ゴミ屋敷の重症度が軽度であっても、ゴミが散乱して部屋の中は汚い状態です。掃除も長い間されていないので、ほこりがそこら中にあるでしょう。
ほこりはハウスダストアレルギーの原因となります。ハウスダストアレルギーは体に入った異物に対して免疫反応が過剰に起こる状態です。
ハウスダストアレルギーが発症すると、くしゃみや鼻水だけでなく、目や皮膚に炎症が起きたり、咳が出るなど呼吸器にも悪影響があります。自宅にいるとこのような症状が出る場合、ハウスダストアレルギーの可能性がありますので病院を受診しましょう。
特に子どもはアレルギーの症状が出やすいため注意が必要です。また、部屋が汚いと感染症のリスクも高まります。
子どもや高齢者など体力が十分でない方は重症化するリスクも高くなるため注意しましょう。
⑤ 火災が起きやすくなる
ゴミ屋敷を放置していると火災のリスクも高まります。
日常生活で出るゴミの多くは可燃物です。封筒やチラシなどの紙類・ティッシュ・段ボール・衣服などは燃えやすいため、散乱していると火災が起きやすくなります。
さらに、ゴミ屋敷につきもののほこりも火災の原因になります。コンセントとプラグの間に挟まったほこりが原因でショートを起こし火災になるトラッキング現象は消防庁も注意喚起しているほどです。
カセットボンベを放置して高温になると爆発する可能性がありますし、紛失しやすいライターも火災を引き起こします。放置している乾電池がショートすれば火災の原因となりかねません。
そして、ゴミ屋敷の場合、一度火災が発生するとそこら中に「ゴミ=可燃物」があるため急速に火が広がります。水道から水を汲んでいる間に火が大きくなり、一人では消せないほどの炎になる可能性が高いです。
ゴミ屋敷は火災が起きる可能性が高い上に、火災が起きると被害が大きくなりやすい危険な状態と言えます。
参考リンク:6.コンセントの掃除を心掛けましょう。 | 東京消防庁
⑥ 賃貸住宅では退去費用が高くなる
賃貸住宅をゴミ屋敷にしてしまうと、通常よりも部屋の破損や汚損が多いと考えられますので、退去費用が高額になる可能性が高いです。
賃貸住宅では入居時に敷金を支払っている場合が一般的です。通常、入居時に払った敷金は原状回復に必要な費用を差し引かれて、残った金額は退去時に返金されます。
ですが、部屋がゴミ屋敷になって汚れの程度が通常よりもひどい場合は、原状回復にかかる費用が高くなり、その分返金される金額が少なくなります。原状回復の費用が敷金の範囲内におさまるのであればまだ安心ですが、ゴミ屋敷の場合は敷金を超えた金額を追加で請求される可能性も十分あるので注意が必要です。
また、そもそもゴミ屋敷状態のまま退去することはできません。引っ越しなどで退去する際にはゴミを含めた私物を全て処分する必要があります。自分で処分できない場合は業者に依頼することになり、その費用も当然負担しなければなりません。
自力で軽度のゴミ屋敷を片づける方法
専門業者に依頼するお金がない場合やゴミ屋敷であることを周りに知られたくない場合は、自力で片づけるしかありません。
ここでは自力で軽度のゴミ屋敷を片付ける方法を説明していきます。
片付けグッズを用意
まずは片付けるためのグッズを用意しましょう。
主に必要な片付けグッズは下記のとおりです。
・ゴミ袋(多めに用意する)
・マスク
・軍手
ゴミ袋は住んでいる場所によって指定のゴミ袋が必要ですので確認してください。また、ゴミの分別方法も市区町村によって異なり、分別ごとに異なるゴミ袋が指定されている場合もあるため注意しましょう。
ゴミの分別を間違っているとゴミを回収してもらえなくなるので、注意してください。
ゴミが片付けられたら掃除が必要です。続いて部屋の掃除に必要な物も紹介していきます。
・掃除機
・洗剤
・雑巾(水拭き用と空拭き用を多めに用意)
・バケツ
・殺虫剤
一度ゴミ屋敷になってしまった部屋は掃除機だけできれいにすることは難しいです。床用の洗剤を用意して雑巾でしっかり汚れを落としましょう。
水を汲むバケツを用紙しておくと、水場まで何度も往復する必要がなく便利です。また、床掃除は予想以上に雑巾がすぐに真っ黒になるので、多めに用意してください。
虫が発生している可能性もあるので、殺虫剤も用意しておきましょう。片づけをする前の段階で害虫が多く発生しているようならバルサンなどで予め駆除しておくことをおすすめします。
徹底的な断捨離
ゴミ屋敷を片付けるには「思い切り」が必要です。
一見してゴミとわかる物は何も考えずに捨てればいいですが、ゴミ屋敷にはゴミではないけれど不要な物がたくさんあります。それを一つ一つ手に取って、必要かどうかを考えていてはなかなか片付けは進みません。
基本的に「使うかもしれない」というレベルの物は全て捨てましょう。捨てる目安として1年以上使っていない物は捨ててしまうのがおすすめです。
ゴミ屋敷になってしまっている人には、ものを捨てることが苦手な人が多いです。そのような人だからこそ、徹底的な断捨離を心がけましょう。
「どこかで使うかも」「まだ使えそう」という考えではなく、今現在使っているかどうかを判断基準にする意識が大切です。ゴミを捨てたとしても不用品が大量に部屋に残ってしまえば、部屋は片付きません。
せっかくゴミを処分してゴミ屋敷から卒業すると決めたのなら、最後まで徹底しましょう。
先送りにしない
軽度であってもゴミ屋敷になってしまった部屋を片付けるのは簡単ではありません。
特に自宅をゴミ屋敷にしてしまうような片付けが苦手な人にとっては、片付けをするのは気が重いでしょう。どうしても、ついつい先送りにしがちです。
ですが、片付けを先送りにしてもどんどんゴミや不用品が部屋にたまっていき、状況は悪化してしまいます。既に説明したように中度以上のゴミ屋敷になれば自力で片付けをするのは難しくなります。
また、一度片付けを開始してもあまりのゴミの量にやる気を失って、「また今度しよう」と先送りしてしまうケースも多いですが、先送りすると多くの場合で事態は悪化してしまいます。
そうならないように、一度片付けを始めたら何も考えずにひたすら片付けに没頭しましょう。今が自力で片付けできる最後のチャンスだと思って、片付けを先送りにしないことが重要です。
こんな場合は業者に依頼しよう
軽度のゴミ屋敷は自力でも片付け可能ですが、専門業者へ依頼した方がいいケースもあります。部屋の片づけを業者に依頼すべきか悩んでいる方はぜひ読んでいただき判断基準の参考にしてください。
すぐにでも部屋を片付けたい
「友人や恋人が部屋に来ることになった」「クーラーが壊れて修理業者を呼びたい」といった場合は、すぐにでも部屋を片付ける必要があります。
ですが、ゴミ屋敷を自力で1日で片付けすることは困難です。また、どれだけ頑張ってゴミをまとめたとしてもゴミの回収日は決まっています。
ゴミ出しルールは回収日の当日に出すのが一般的であり、ゴミをまとめたとしても回収までは部屋の中にゴミ袋を置いておかなければなりません。ゴミ袋に詰めて多少かさが減ったとしても、ゴミ屋敷になってしまった部屋のゴミを全て人目につかないところに隠すことはできないでしょう。
ですので、このようなすぐに部屋を片付けたい場合は専門業者に依頼するのがおすすめです。ゴミの量にもよりますが、専門業者であれば1日で片付けできます。
業者側の仕事の都合がつけば、最短で連絡したその日に片付けが可能です。しかも、自分で片づけるよりもきれいになります。
悪臭や害虫が発生している
悪臭や害虫が発生している場合は素人の手には負えないかもしれません。
原因が配管や床下など見えない部分にあることが多いからです。その場合はいくら目に見えるゴミを片付けたとしても悪臭や害虫の発生が再発してしまいます。
イメージしてもらえばわかりやすいと思いますが、悪臭がする場所に消臭スプレーや消臭剤を置いたとしても、悪臭を発生させている原因を取り除かなければ根本的な解決にはなりません。
害虫が発生している場合も同じく、目に見える範囲の虫を殺虫剤で駆除しても、巣や虫が生まれている原因を排除しなければ数日経てばまた虫が湧いてきます。
配管の奥深くや床下などから悪臭や害虫が発生している場合、個人では対処が困難です。放置しておくと衛生的に身体に悪影響がありますので、専門業者の助けを借りましょう。
自分では片づけできるか不安
今まで片付けをしたことがない人や片付けが苦手な人は、どう片づけていけばいいかわからないこともあるでしょう。
片付け中に虫が発生しているのを発見して、気分が悪くなったり、パニックになることもあるかもしれません。ゴミ屋敷は部屋中に物が散乱しているため、パニックになって周りをよく確認せずに動くと転倒してケガをする可能性もあります。
また、ゴミ屋敷の片付けは想像以上に体力を使います。大量のゴミを分別しながらゴミ袋に入れて運ぶ作業を少なくとも十数時間以上しなければなりません。
ゴミが多いため動きにくく、無理な体勢で作業する必要があり、長時間の作業は体力のある若者でも辛いでしょう。肉体的・精神的にきつい作業であることは間違いないので、体力・気力に不安がある方は業者への依頼をおすすめします。
さらに、片付けが苦手だと片付けにも時間がかかります。ただでさえゴミが多いゴミ屋敷の片付けを慣れない人がする場合、作業はなかなか進みにくいです。
忙しくて片付けをする時間がない
忙しくて片付けをする時間がない場合も専門業者に依頼すべきです。
いくら片付けが得意で必要な道具を揃えたとしても、作業する時間がなければ片付けはできません。特に自力でゴミ屋敷の片付けをする場合、一朝一夕で済ますことはできずどうしても数日は必要になってしまいます。
少しずつ作業することもできますが、そもそも忙しい状況なので作業はなかなか進まない可能性もあります。作業に時間を取られて、仕事や育児に悪影響が出たら困りますよね。
また、時間が取れず作業が少しずつしかできない中でも、日常生活をする中で新しいゴミは次々とでてきます。人が生活している以上これは避けられません。
仕事や家事が忙しい人は毎日片付けをしている割に部屋が全然片付かない状態になることもあります。まとまった時間が取れないのであれば、はじめから短時間で片付けを終わらせられる専門業者に依頼することをおすすめします。
業者選びのポイント
ゴミ屋敷がニュースなどでも取り上げられ社会的な問題となっていることで専門業者の需要が高まっており、お住まいの地域にもよりますが片付け業者は複数あることが多いです。
候補の業者がいくつかある場合、どの業者を選べばいいのか疑問に思う方もいるでしょう。相場より高い費用を請求する悪質な業者もいるため注意が必要です。
そこで、ここではゴミ屋敷の片付け業者を選ぶポイントを解説していきます。
ゴミ屋敷清掃の実績があるか
専門業者に依頼する時は、ゴミ屋敷清掃の実績が豊富かどうかを確認してください。
実績がない(少ない)業者だと、慣れていないため作業時間が予想より長くなることも考えられます。片付けか1日で終わるか数日かかるかは依頼する側にとっては大きな違いです。
ゴミ屋敷の片付けに慣れていないと、ゴミを運ぶ際に家の外に落としたり、時間がかかって悪臭が広がり近隣住民から苦情が来るといった問題が起こりやすくなります。
また、ゴミや不用品の片付けだけではなく、床や水回りの汚れもきれいにしたい場合は、ハウスクリーニングの実績も豊富な業者を選ぶようにしましょう。ゴミの片付けには対応していても、ハウスクリーニングは対象外という業者もいます。
経験豊富な業者ならホームページで実績が公開されています。逆に、ホームページにいかにいいことが書いてあっても実績の公開がない場合は、経験が少ない可能性が高いので依頼するのは止めておきましょう。
実在する会社か
残念ながらゴミ屋敷片付け業者を名乗る会社の中には怪しい会社もあります。
ゴミ屋敷業者に限った話ではありませんが、インターネットの発達により情報が入手しやすくなったが故に、嘘の情報で実在しない会社を使って顧客を騙そうとする業者もいます。
適当な名目でお金を先払いさせ、実際には作業は行わず、不審に思って電話をしても繋がらない、調べてみるとそのような会社は存在しなかったという詐欺行為があるのです。
このような詐欺被害にあわないためには、ネットに書かれている情報をそのまま信じるのではなく、自分の目で確認することが大切です。例えば、ホームページに書かれている住所を検索してみたり、口コミを探したりする方法があります。
ゴミ屋敷の片付けを依頼するのはほとんどの方にとって初めてでしょう。だからこそ、聞いたことのない業者であっても信用してしまうことがあります。
インターネットの情報を100%信用せずに事実かどうか自分で確認するようにしましょう。
金額・作業時間など具体的な話をしてくれるか
業者によっては顧客側がゴミ屋敷の片付け作業内容や相場をわかっていないことをいいことに、業者側に都合のいいように話を進めることがあります。
このような業者は事前に十分に現場を確認せずに、金額や作業時間を伝えないまま当日を迎え、作業後に高額な費用を請求してくることもあるので注意しましょう。
ゴミ屋敷の片付けはゴミの量や状態、部屋が何階になるのか、エレベーターがあるかどうかなどで労力が異なるので、優良な専門業者であれば、しっかり事前に現場を確認したうえで見積もりを出してくれます。
きちんとした業者であればあるほど、事前に現場を確認したくなるものです。優良業者は顧客側の疑問にもちゃんと答えてくれますし、アドバイスをくれる業者もあります。
作業内容や見積書にわからない部分があれば遠慮せずに聞いてみましょう。その返答の仕方で信頼できる業者かどうかがわかります。
はぐらかしたり、丁寧に対応してくれない場合は別の業者に依頼することをおすすめします。
部屋をゴミ屋敷にしないコツ
ゴミ屋敷を片付けることも重要ですが、それと同じように部屋をゴミ屋敷にしないことも重要です。
部屋を汚さない方法を知っておかないと、せっかくゴミ屋敷をきれいにしても時間が経てばまたゴミ屋敷に戻ってしまいます。そうならないように、ここでは部屋をゴミ屋敷にしないコツを説明していきます。
ゴミ箱を全ての部屋に置く
まず、重要なのはゴミ箱を全ての部屋に置くことです。
ゴミ箱が近くにないと、「とりあえずここに置いて後で捨てよう」となりがちです。それが続けばゴミがどんどんたまっていきます。
既にゴミが置いてある場所にさらにゴミを置くのはそれほど抵抗がないため、「あとでまとめて捨てればいい」と考えているうちにゴミが積み重なっていくのです。そうなれば、もうその場所がゴミ箱のような状態になり、何も気にせずにゴミを放置することになります。
「ゴミはゴミ箱に」を徹底すれば、部屋はゴミ屋敷にはなりません。そのために、ゴミ箱を全ての部屋に置きましょう。
特にソファーやテーブルの近くなど自分がよく座る場所の近くにはゴミ箱を置くのが効果的です。ゆったりとリラックスしている時は数歩歩いてゴミを捨てるのも億劫になります。
手が届く範囲にゴミ箱があれば、いくら面倒くさがりでもゴミを床に置いて放置することはなくなるでしょう。
物の置き場所を決める
物が散乱しているというのもゴミ屋敷の特徴です。
ボールペンや鉛筆があらゆるところに落ちていたり、服や使用後のタオルが雑多に散らばっていたり、物が散乱しているとゴミと区別がつきません。また、ゴミに紛れてしまうと必要な物も捨ててしまう可能性があります。
筆記用具はペン立てに入れればかさばらず、必要な時にさっと取り出せます。タオルやドライヤーなどの家電も使用する場所の近くを置き場所にすれば、使いたい時に見つからなくて困ることはありません。
物の置き場所をきちんと決め、決められた場所に置いておくだけで整理整頓されたきれいな部屋に見えます。物の量が同じであっても整理整頓されているかどうかで見栄えは全然違うのです。
また、置き場所が決まっているので必要な時にすぐに見つけることができ、テレビやエアコンのリモコンを探すのに30分かかったということもなくなります。
スマホを利用してゴミの回収日を忘れないようにする
家庭ごみを捨てる日は通常、市区町村によって定められています。
ゴミ捨ての日にゴミを捨てるのを忘れてしまい、ゴミがたまるというのはゴミ屋敷になってしまう原因の一つです。ゴミの種類によっては次の回収日が1週間や2週間先ということもあるでしょう。
その場合、ゴミ袋から悪臭や虫が発生することもあり、衛生環境が悪化してしまいます。ゴミ捨てを忘れないようにカレンダーにゴミの回収日を書くという方法もありますが、今はカレンダーが家にない家庭も多いでしょう。
そこでおすすめなのがスマホを利用することです。スマホのアプリには予定を入力しアラームを設定できるものがあります。
例えば、火曜日 燃えるゴミ、木曜日 燃えないゴミ、といった形でアプリに入力しアラームをゴミの回収時間に合わせて設定します。当日時間になればアラームが鳴りますので当日まで忘れていてもゴミ出しを失念することがありません。
スマホに最初から付いている時計機能やカレンダー機能で設定できる場合もあるので確認してみてください。
物を増やさない
ゴミ屋敷にはゴミ以外に不用品も散乱しているケースが多いです。
ゴミではないが必要でない物がたくさん部屋の中にあれば、部屋は片付きません。部屋がごちゃごちゃしていると、ほこりや塵がたまりやすくなり部屋が汚れる原因にもなります。
ですので、ゴミ屋敷にしないためには物を増やさないことも重要です。物を増やさないために衝動買いは止めましょう。
セールに行くと「何か買わないと損」「半額になってるから買わなくちゃ!」と思うかもしれませんが、買う前に一度本当に必要かどうか考えてみてください。安くなっていてお得に買えるのは事実かもしれませんが、不必要な物を買う必要はありません。
衝動買いを防ぐ一番の方法は事前に買う物を決めて買い物に出かけることです。出かけた先では、「購入リスト」に入っていなかった物はいくら魅力的でも買わないようにしましょう。
軽度のゴミ屋敷に対するよくある質問
ここでは軽度のゴミ屋敷に対するよくある質問をまとめました。
読者のみなさまが感じるであろう疑問に一つ一つ答えていきますので、ぜひ読んでください。
ゴミ屋敷になってしまったらどうすればいい?
ゴミ屋敷になっても軽度のゴミ屋敷なら自力で片付け可能です。ゴミで部屋が埋もれていたり、悪臭や害虫が発生している場合は早めに専門業者へ依頼しましょう。
ゴミ屋敷からの脱却方法は?
ゴミ屋敷から脱却するには自力で片付けするか専門業者に片付けをしてもらった後、きれいな状態を保つことが重要です。ゴミ箱を近くに置き、ゴミを机や床に置かないようにしましょう。
ゴミ屋敷のフローリングはどう掃除する?
ゴミ屋敷となったフローリングはゴミを片付けた後も汚れています。掃除機をかけた後に床用の住宅洗剤を使って汚れを拭き取りましょう。
ゴミ屋敷の基準は?
ゴミ屋敷には軽度・中度・重度・危険の4レベルがあります。基準としては床にごみやペットボトル、弁当箱などが散乱していればゴミ屋敷と言えるでしょう。
ゴミ屋敷の片付けにかかる日数は?
ゴミ屋敷の片付けを自力でする場合はゴミの量にもよりますが少なくとも数日はかかります。専門業者に依頼する場合は最短1日で片付け可能です。
ワンルームゴミ屋敷の片付け費用は?
ワンルームのゴミ屋敷の場合、オカタシ!では1K 24,000円〜、1LDK 70,000円〜で対応しています。
軽度のゴミ屋敷でお悩みの人はオカタシ!に相談を
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わたしたちオカタシ!は埼玉県川口市を中心に関東全域でゴミ屋敷の片付けを行っている専門業者です。関東全域、どこのエリアであっても1日でゴミ屋敷の片付けを承っております。
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-
中島 健太
株式会社ウルタロウ代表取締役
埼玉県を中心に関東全域の幅広いエリアで、不用品回収・遺品整理・ゴミ屋敷清掃を行っている。
終活・相続関連の社団法人の理事もしており、遺品整理・生前整理に関する様々なセミナーで登壇実績あり。
屋号のオカタシ!は東北の方言で「片付ける」のことを指し、ただ捨てるということではなく、一つ一つ思いやりを込めて整理するということを大切にしている。
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