ゴミ屋敷はそのまま売却できる?売る方法と手順、注意点を解説!

query_builder 2024/06/07
コラム
ゴミ屋敷売却

「ゴミ屋敷をどうにかしたい。そのままの状態で売却できる?」


相続や新居への引っ越しによりゴミ屋敷を処分したいけど、片付ける暇がないという方も多いのではないでしょうか。

もしゴミ屋敷をそのままの状態で売却できれば手間もかからないし楽ですよね。


この記事ではゴミ屋敷をそのままの状態で売却する方法や注意点、売れない場合の対処法などを解説します。



ゴミ屋敷をそのまま売却する方法

『ゴミ屋敷をそのままの状態で売却するのは難しそう』と思うかもしれませんが、実はゴミ屋敷はそのままの状態でも売却可能です。

ただし一般的な家の売却方法とは異なります。

一般的な家の売却は、不動産会社を介して個人に売却する『仲介』という方法です。

一方でゴミ屋敷をそのまま売却する場合は、不動産会社や専門の業者が買主として家を買う『買取』という方法での売却をおすすめします。


<それぞれのポイント>

●仲介●

・売却までに長い期間がかかる(数ヶ月かかる場合も)

・相場に近い価格での売却が可能


●買取●

・長くても1週間程度というスピードで売却可能

・相場より低い価格での売却(ゴミが残ったまま買い取るため)


ただしマンションの場合、ゴミ屋敷をそのまま売却するのは難しいため注意が必要です。

戸建てのゴミ屋敷であれば、解体・建て直しによって買い手を探すことができます。

しかしマンションではリフォームは可能ですが、他にも部屋があるため解体や建て直しはできません。


さらにマンション内や近隣で『あの部屋はゴミ屋敷』という噂が立っている場合、売れない可能性が高まります。

売れない可能性が高いゴミ屋敷を、ゴミの処理費用やリフォーム費用を上乗せした金額で買い取る業者はなかなかいません。

そのためマンションのゴミ屋敷をそのまま売却するのは難しいのです。


後ほど売れない場合の対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。



ゴミ屋敷でも売れやすい物件の特徴

ゴミ屋敷の状態でも、売れやすい物件はあります。

ここではゴミ屋敷でも売れやすい物件の特徴を4つご紹介します。


立地が良い

ゴミ屋敷でも好立地な物件は売れやすいのが特徴です。


<好立地な物件>

・駅チカなど交通の利便性が良い

・スーパーや学校、病院などの生活環境が充実している

・治安が良い

・日当たりが良い など


ゴミ屋敷でも立地が良い物件であれば、リフォームや建て直しをすることで買い手が見つかりやすくなるため業者も買いやすいのです。


家の劣化が少ない

家の劣化が少ないゴミ屋敷であれば、売れやすくなります。

ゴミ屋敷はゴミが長期間放置されている状態のため、

・壁や床に汚れが染みついている

・腐敗により床が抜けている

・クリーニングをしても取れない臭い

など家の劣化がひどいケースもあります。


劣化がひどいゴミ屋敷を販売する場合は、リフォームや建て直しが必要です。

そのため業者は高額な費用を負担しなければなりません。

しかし劣化が少なければリフォームや建て直しの必要がないため、業者の負担も少なくなり買いやすくなるのです。


築年数が浅い

築年数が浅いゴミ屋敷も売れやすいという特徴があります。

築年数が古い物件は設備も古くなっているため、建て直しが必要になるケースが多いです。

そのため業者は買い取った築年数の古いゴミ屋敷を販売する場合、高額な費用を負担する必要があります。

築年数が浅ければ設備などはそのまま利用し、簡単なリフォームだけで買い手を見つけることも可能です。

少ない負担で買い手を見つけられる物件であれば、業者も買いやすいですよね。


買取する業者が力を入れているエリア

業者の中には、一部エリアの買取を強化している場合もあります。

そのエリア内であればゴミ屋敷でも売れやすくなります。

売却したいゴミ屋敷が買取強化エリアかどうかは、依頼を予定している業者のホームページを確認しましょう。



ゴミ屋敷をそのまま売却する際の手順

『ゴミ屋敷をそのまま売却したいけど、どうすれば良いか分からない』という方も多いのではないでしょうか。

ここではゴミ屋敷をそのまま売却する手順について解説します。


買い取ってくれる業者に相談

ゴミ屋敷を買い取ってくれる不動産会社や専門の業者は、それほど多くありません。

そのため事前にゴミ屋敷を買い取ってもらえるか調べた上で、業者に相談しましょう。

相談時にチェックしておきたいのが、スタッフの対応です。

相談時点でのスタッフの対応は、今後の対応にも関わります。

対応が丁寧か、素早い対応かなどをチェックしておくと良いでしょう。


査定

査定は基本的に現地査定です。

査定の段階で料金が発生する業者もあるため、事前に査定が無料かを確認してください。

また査定後にキャンセルした際、出張費などを請求する業者もあるため注意しましょう。


査定金額提示

ゴミ屋敷をそのまま売却する場合の査定金額は、次のような計算になると考えておきましょう。


査定金額=相場価格の約7割ー販売できる状態にするためにかかる費用(ゴミの処分費用、リフォーム費用など)


査定金額を提示されたら金額だけを見るのではなく、金額の根拠をしっかり確認してください。

根拠が曖昧な業者は、悪徳業者の可能性があります。

悪徳業者に依頼してしまうと、後から査定金額を値下げしてくるケースもあるため注意しましょう。


契約・引き渡し

査定金額に納得できれば、いよいよ契約と引き渡しです。

契約書はしっかりと内容を確認しましょう。

また契約・引き渡しの際には、次のような費用が発生しますので忘れないようにしましょう。


<発生する費用>

・登記費用(1~5万円程度)

・印紙税(1,000~1万円程度)

・譲渡所得税(購入時の価格より売却価格が高い場合のみ発生)



ゴミ屋敷をそのまま売却する際の注意点

ゴミ屋敷をそのまま売却する場合、いくつか注意が必要です。

ここではゴミ屋敷をそのまま売却する際の4つの注意点をご紹介します。


査定は複数社に依頼する

査定は必ず複数社に依頼しましょう。

複数社に査定を依頼すると、

・金額の比較ができる

・査定金額の相場が確認できる

・交渉材料になる

といったメリットがあります。


状態のひどいゴミ屋敷は買い取ってもらえない場合もあるため、1社に絞って査定を依頼するのはおすすめしません。


実績や評判を確認する

ゴミ屋敷の買取は特殊なため、専門的な知識やノウハウが必要です。

そのためゴミ屋敷の買取実績が豊富な業者を選ぶようにしましょう。

実績を確認する際は、評判も合わせて確認してください。

評判には実際に買い取ってもらった物件やスタッフの対応などが書かれていることが多いです。 

実際に利用した人の声を確認することで、自分が依頼する際のイメージが湧きやすくなりますよ。


買い叩かれる可能性がある

ゴミ屋敷を買い取る場合、できる限り安く買い取りたいと考える業者がほとんどです。

そのため安い金額で買い叩かれる可能性があります。

ゴミ屋敷は事故物件ではないため、『ゴミ屋敷をそのままの状態で売るし、安くても良いか』と妥協する必要はありません。

リフォームや建て直しをした結果、場合によっては相場に近い価格で販売できるケースもあります。

『ゴミ屋敷だから…』と妥協せず、納得のいく金額で売却するのを目標にしましょう。


専門家と連携している業者を選ぶ

ゴミ屋敷の場合は相続問題などを抱えているケースも少なくありません。

そのため弁護士や税理士などの専門家と連携している業者を選ぶようにしましょう。

専門家と連携している業者に依頼すれば、ゴミ屋敷の売却だけでなく相続問題まで一括で対応してもらえるため手間がかかりません。



売れない場合の対処法

ゴミ屋敷をそのまま買い取る不動産会社や専門業者でも、買い取れない物件はあります。

しかし買い取ってもらえないからといって、ゴミ屋敷を放置するのも危険です。


ゴミ屋敷をそのままの状態で売れない場合は、ゴミの処分や家の清掃をしてから売るようにしましょう。

ゴミが片付いて綺麗な状態であれば、業者も買い取りやすくなります。


場合によっては『買取』ではなく『仲介』として、相場に近い価格で売りに出せるかもしれません。

しかしゴミ屋敷はゴミや汚れが多いため、素人が片付けて清掃するのは大変です。

自力で行う場合は無理のない範囲で行うようにしましょう。



ゴミ屋敷の片付けは業者に依頼するのがおすすめ

ゴミ屋敷を片付ける場合は、片付け業者に依頼するのがおすすめです。


<業者に依頼するメリット>

・ゴミの片付けだけでなく、処分・清掃・消毒など一気に作業してくれる

・業者によっては即日対応が可能

・素人では数週間かかる作業を最短1日で完了できる

・大きな家具や家電を搬出する必要がない

・怪我などのリスクがない

・買取を行っている業者なら、不用品を買い取ってもらえることもある


片付け業者がすべての作業を一気に行ってくれるため手間がかかりません。

また素早い対応も期待できるため、急いでゴミ屋敷を対処しなければならない方は業者に依頼するのが良いでしょう。



まとめ

ゴミ屋敷をそのままの状態で売却する場合は、一般的に家を売却する『仲介』ではなく不動産会社や専門の業者が直接買う『買取』で売るのが良いでしょう。

ただし『買取』の場合は相場より低い価格での売却になります。

またマンションの場合、ゴミ屋敷をそのまま売却するのは難しいため注意が必要です。


立地が良い、家の劣化が少ないといった物件はゴミ屋敷の中では売れやすいですが、やはりゴミ屋敷をそのままの状態で売却するのは簡単ではありません。


なかなか売れない場合はゴミを片付けてから売却するのが良いでしょう。

ゴミ屋敷の片付けは自力でも可能ですが、ゴミの量や汚れも多く大変です。

手間をかけたくない、早くゴミ屋敷を処分したいという方は片付け業者に依頼するのをおすすめします。


当社でもゴミ屋敷の片付けを最短即日で対応しております。

片付け費用の分割払いも可能です!

不動産会社や税理士などの専門家とも連携しておりますのでゴミ屋敷の売却でお困りの際はお気軽にご相談ください。



【関連記事】

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この記事の執筆者
中島 健太
  • 中島 健太

    株式会社ウルタロウ代表取締役


    埼玉県を中心に関東全域の幅広いエリアで、不用品回収・遺品整理・ゴミ屋敷清掃を行っている。

    終活・相続関連の社団法人の理事もしており、遺品整理・生前整理に関する様々なセミナーで登壇実績あり。

    屋号のオカタシ!は東北の方言で「片付ける」のことを指し、ただ捨てるということではなく、一つ一つ思いやりを込めて整理するということを大切にしている。

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