ゴミ屋敷を売却する方法と手順を解説！費用を抑えるコツと注意点 | コラム | ブログ

「ゴミ屋敷を手放したいが、どう処分すれば良いかわからない」 このようにゴミ屋敷の処分に悩んでいる人は少なくありません。

この記事ではゴミ屋敷の処分方法や売却手順、費用を抑えるコツなどを解説します。

ゴミ屋敷の処分方法

ゴミ屋敷を処分するには、どのような方法があるのでしょうか。

ここではゴミ屋敷を処分する4つの方法を紹介します。

ゴミが残ったまま売却する

ゴミが残ったままのゴミ屋敷でも売却は可能です。

ゴミ屋敷の片付けは大変で業者に頼むと費用もかかるため、可能ならそのまま売りたいと思う人もいますよね。

ただしこの方法で注意したいのが、ゴミが残った状態では売れにくく相場より安い価格での売却になる可能性が高いということです。

ゴミがそのまま残っているゴミ屋敷は訳あり物件になるため、欲しいと思う人がなかなかおらず売れないのです。

ゴミを片付けてから売却する

ゴミや汚れ、悪臭が残っている家を買いたいと思う人はあまりいませんよね。

そのため可能な限り相場で売りたいという人は、ゴミを片付けてから売却するのをおすすめします。

ゴミの処分、汚れや悪臭を自力で綺麗にするのが難しい場合は、ゴミ屋敷を片付けてくれる専門業者に依頼するのも方法のひとつです。

リフォーム後に売却する

ゴミ屋敷の染みついた汚れや悪臭は、清掃だけでは落ちないケースも多いです。

手元にまとまった資金があり汚れや悪臭がなかなか取れない場合は、リフォームしてから売却するのも良いでしょう。

ただし、リフォームとなると費用も時間もかかるため、余裕を持った計画が必要になります。

更地にしてから売却する

手元にまとまった資金があり、早く売りたいという人は更地にしてから売却するのがおすすめです。

更地にすると、買主としては

・即座に自由に使える

・家の解体など心配する必要がない

などメリットが多いため早く売却できるのです。

ただ、更地にするのも解体費用や時間など多くのコストがかかります。

場合によっては、売れてもマイナスになる可能性もあるため注意が必要です。

ゴミ屋敷を売却する手順

ゴミ屋敷の売却はどのような流れで進めれば良いのでしょうか。

ここではゴミ屋敷を売却する手順を紹介しますので、参考にしてみてください。

まずは不動産会社に相談

どのように売却するのが一番良いのかわからない人も多いですよね。

ゴミ屋敷の売却を検討するにあたり、まずは不動産会社に相談し査定してもらいましょう。

不動産会社に相談すれば、どの方法が一番高く売却できるか知ることができます。

ゴミ屋敷のような訳あり物件を専門にしている不動産会社もあるため、不安な場合は訳あり物件専門の会社に相談するのも良いでしょう。

必要に応じてゴミの片付けをする

ゴミを片付けてから売却する場合は、ゴミの片付けが必要です。

ゴミ屋敷のゴミを片付けるのは大変ですよね。

さらに、片付けだけでなく汚れや悪臭を綺麗にする必要もあります。

自力での片付けや清掃が難しい場合は、ゴミ屋敷を片付けてくれる専門業者に依頼するのがおすすめです。

必要に応じてリフォームや解体を行う

リフォームや更地にしてから売却する場合は、それぞれの専門業者に依頼する必要があります。

どちらも業者を検討してから作業完了まで時間がかかるため、依頼する場合は余裕を持ったスケジュールで動くようにしましょう。

不動産会社と媒介契約を結んで売りに出す

売却方法が決まりゴミ屋敷が売却できる状態になったら、いよいよ売りに出します。

売りに出す際は不動産会社と媒介契約を結ばなければなりません。

媒介契約には

・一般媒介契約（複数社と契約可能）

・専任媒介契約（1社と契約）

・専属専任媒介契約（1社と契約）

という3種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。

どのように売りたいか、3種類の媒介契約を調べたうえで決めるのをおすすめします。

売却活動を開始する

不動産会社と媒介契約を結んだら売却活動の開始です。

基本的に活動は不動産会社が行うので、こちらは状況を確認しましょう。

専任媒介契約、専属専任媒介契約の場合は不動産会社に定期的な報告義務があるため状況を把握しやすいです。

一方で一般媒介契約は、報告の義務がなく状況を把握しづらいかもしれません。

どの媒介契約でも、こちらから状況を確認するのをおすすめします。

売買契約をして物件を引き渡す

無事物件が購入されたら、買主と売買契約を結んで物件を引き渡します。

引き渡し時は

・登記申請の手続き

・関係書類の引き渡し

などやるべきことや必要な書類が多いため、事前に準備するとスムーズですよ。

確定申告をする

不動産を売却した場合、確定申告が必要になる場合があります。

・不動産を売却して利益を得た

・なにかしらの控除を利用したい

といった場合は、確定申告が必要です。

心配な人は早めに税務署に確認するようにしましょう。

ゴミ屋敷の売却にかかる費用

ゴミ屋敷を売却するには、さまざまな費用が発生します。

ここではゴミ屋敷を売却する際に発生する6つの費用を紹介します。

ゴミの片付け費用

ゴミを片付けてから売却する場合は、ゴミの片付け費用が必要です。

自力で片付けができれば、片付ける際の道具代とゴミの処分費用で済むでしょう。

ただ、ゴミ屋敷の状態がひどい場合はゴミ屋敷を片付けてくれる専門業者に依頼するのをおすすめします。

業者に依頼すると依頼料は発生しますが、不用品の処分から清掃・除菌・消臭まで行ってくれるのでメリットは大きいですよ。

リフォーム費用

リフォームしてから売却するのであればリフォーム費用もかかります。

リフォーム費用は全面的か部分的かにより大きく変わり、平均費用は一軒家で約472万円、マンションで約279万円のようです。

また、リフォーム会社にはそれぞれ得意分野があり

・水回りが得意

・総合的な提案ができる

などさまざまです。

同じ内容でもリフォーム会社により総額が大きく変わることもあるため、口コミや実例を見て希望に合う会社を選ぶのをおすすめします。

解体費用

更地にしてから売却を予定している場合は家の解体費用も必要です。

解体費用は構造や広さにより価格が変動します。

＜解体の平均費用＞ 

木造　3～5万円／坪

鉄骨造　4～6万円／坪

鉄筋コンクリート　6～8万円／坪

・土地が広い

・2階建てや地下室がある

など手間がかかれば、その分費用は高くなります。

登記費用

ゴミ屋敷を売却する際、所有権移転登記という不動産の権利を証明する重要な手続きが必要です。

登記申請には、

・登録免許税

・手続き費用（書類を集める、専門家に依頼するなど）

の2つが発生します。

登記申請を自分で行う場合は依頼料を抑えられます。

しかし、不動産の登記申請には専門知識が必要なため、司法書士などの専門家に依頼するのが一般的です。

依頼料の相場は大体2〜15万円と、依頼する専門家により大きく変動します。

印紙税

売買契約など取引で作成する書類には印紙税が必要です。

取引の金額が大きければ、印紙税もその分大きくなります。

印紙税は、取引額が1万円以上10万円以下であれば200円ですが、億を超えると10万円以上になります。

仲介手数料

ゴミ屋敷が売却できた際は、不動産会社に仲介手数料を支払わなければなりません。

仲介手数料は宅地建物取引業法で上限が決められています。

決められているのは上限なので、不動産会社によっては半額になったり無料になるケースもあります。

費用を抑えるために仲介手数料が半額や無料の不動産会社を選ぶのも1つの方法ですが、その分サービスが悪かったりと好条件での売却は難しいかもしれません。

仲介手数料を上限いっぱい請求する不動産会社の方が、交渉など好条件で売却できる場合もあります。

費用を抑えるコツ

ゴミ屋敷の売却にかかる費用は、可能な限り抑えたいですよね。

ここでは費用を抑える3つのコツを紹介しますので、参考にしてみてください。

ゴミをなるべく自力で片付ける

ゴミを自力で片付ければ、業者に依頼する費用が抑えられます。

また、業者に依頼する場合もゴミは少ない方が依頼料を減らせます。

可能な限りゴミは自力で片付けると良いでしょう。

ゴミ屋敷清掃業者に依頼する際は相見積もりを取る

片付けや清掃を依頼する業者を選ぶ際は、相見積もりを取るのがおすすめです。

2〜3社から見積もりを取ると、大体の相場が分かります。

また見積もりを比較することでどの作業にいくらかかるのかがわかるため、自分の希望と予算に合う業者を選べますよ。

売れそうな物は買取に出す

ゴミを片付ける際に売れそうなものがあれば買取に出してみてください。

ゴミの処分は場合により処分費用が発生しますが、売れればプラスです。

買取を行っている清掃業者もあるので、依頼する前に確認してみてください。

ゴミ屋敷を売却する際の注意点

ゴミ屋敷を売却する際にはいくつか注意点があります。

ここでは2つの注意点を紹介しますので、ゴミ屋敷の売却を検討している人は注意しましょう。

複数の不動産会社に査定を依頼する

売却の相談や査定の依頼は、必ず複数の不動産会社に依頼しましょう。

ただ、多くの不動産会社に出向くのは難しいですよね。

その場合はまず一括査定できるサイトで簡単査定をし、その中で条件に合いそうな2〜3社を選んで査定を依頼するのがおすすめです。

リフォームや解体をするかは相談してから決める

リフォームや解体など、売却方法は不動産会社と相談してから決めましょう。

ゴミ屋敷の売却に限りませんが、不動産の価値は環境やその時々の状況により変動します。

そのため、需要があればリフォームや解体をしなくても好条件で売却できる場合もあるのです。

どのように売却するのかは素人判断せず、その土地の専門家に一度相談するようにしましょう。

まとめ

ゴミ屋敷の処分方法や売却手順、費用や注意点について解説しました。

ゴミ屋敷は、

・住んでいなくても固定資産税がかかる

・場合によっては行政に強制的に解体されて、解体費用を請求される

など、放置してもコストがかかります。

そのためゴミ屋敷を処分する場合は早めの行動がおすすめです。

ゴミ屋敷をどう処分すれば良いか悩んでいるという人は、ぜひこの記事で紹介した内容を参考にしてみてください。

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▼ゴミ屋敷の片付け方を徹底解説しているページはこちら

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