生前整理とは?やっておいた方がいいこと、メリットについて

query_builder 2022/11/21
コラム
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自分の死後、残された家族が困らないように行う「生前整理」。


言葉自体は聞いたことがあっても、実際のやり方やどのようなメリットがあるのか詳しくご存知の方は少ないのではないでしょうか。


本記事では、生前整理とは何か、具体的にどういうことをするのか、得られるメリットについて解説していきます。



生前整理とは?

「生前整理」とは、生きているうちに自分の財産や身の回りの整理を行うことを言います。


生前整理は大きく分けて「財産の整理」と「品物の整理」があります。


「財産」とは、現金や預貯金、株式などの金融資産、不動産、貴金属や美術品などです。

どの財産がどのくらいあるのか、その引継ぎ方について整理しておくことは相続時のトラブルを避けるためにも重要です。


「品物」とは、家具や家電、洋服や思い出の品、コレクションや日用品など、自分が所有している身の回りの物です。

一般的に人が亡くなるとご遺族が遺品の整理や処分を行いますが、物が多かったり処分に困る物があると、整理に時間がかかってしまい負担が大きいです。

預金通帳など大切なものが見つからない、スムーズに整理が進まないなど困ることもあるでしょう。


不要な物は処分し、必要な物は整理しておくことで、遺品整理の際にご遺族の負担を減らすことができます。


また、これまでの長い人生の中で溜まってきた物を整理することは、自分の心の整理にもなり、今後の人生を見つめ直すきっかけになるのではないでしょうか。



生前整理はいつから始める?

生前整理は特に何歳から始めた方が良いという決まりはありません。


しかし、整理するものが多いと時間も体力も必要ですから、健康で体力があるうちにやっておくのが理想です。30〜40歳から始める方もいらっしゃいます。


50歳、60歳など区切りの良い年齢や、勤め先の定年を迎えたときなど、節目のタイミングで始めるのも良いでしょう。



具体的に何をするの?

生前整理とは具体的に何をするのでしょうか。

やっておいた方がよいこと5つについて、それぞれ解説していきます。


遺言書を書く

相続内容に自分の考えを反映させたい場合は、遺言書を書くことが大切です。

遺言書では、誰にどの財産をどれだけ受け継がせるかを指定できます。


遺言書がない場合、民法で定められた法定相続分を考慮しつつ、相続人同士で話し合って遺産の分け方を決める遺産分割協議が必要となります。


スムーズに進めばよいのですが、揉めてしまう可能性も残念ながらゼロではありません。

遺言書で遺産の分け方を決めておけば、相続手続きを円滑に進めることができます。


遺言書は民法の規定に従って作成しなければ法的効力はありませんので、弁護士や公証役場のサポートを受けて作成するのがおすすめです。


財産目録の作成

財産目録というのは、相続財産の内容が一覧でわかるようにまとめたものです。


相続手続きをする際にはすべての財産を把握する必要がありますので、あらかじめ財産目録を作成しておくことで把握がしやすくなります。


財産目録に含めておくべき財産の例は以下の通りです。

・預貯金、現金

・有価証券

・不動産

・その他の財産(会員権、貴金属など)

・マイナスの財産(住宅ローン、債務など)


エンディングノートの作成

エンディングノートは法的効力のある遺言書とは別で、「終活ノート」とも呼ばれます。

万が一に備えて、家族や友人に伝えておきたいことや自分の希望などを、自由なスタイルで書くことができます。


内容としては、

・自分のことについて

・資産について

・契約しているものについて

・親戚、友人、勤務先などの連絡先

・家族や友人へのメッセージ

・介護の希望や延命措置について

・葬儀、納骨、埋葬の希望

などです。


市販のエンディングノートもありますので、自分に合った方法で作成しましょう。


物の整理・不用品処分

物が多いと、ご遺族が遺品整理をする際に大きな負担となります。

大切な財産を家族に見つけてもらえず、間違えて捨てられてしまう恐れもあります。


生前に整理をしておけば、大切な財産や思い出の品を引き継ぐことができますし、ご遺族の負担も減らすことができます。


今のうちに不用品は処分し、必要な物や残しておきたい物は整理しておきましょう。


まだ使用できる洋服、アクセサリーなどは形見分けをして譲る方法もあります。

売れるものは売ってしまうのも一つの手です。


整理して出てきた不用品は、粗大ゴミに出す、業者に頼むなどをして処分します。


デジタル遺品の整理

デジタル遺品とは、スマホやパソコン内のデータ、クラウドサービスに保存されたデータ、インターネットサービスの登録情報などです。


具体的には、

・パソコン内に保存されたデータ

・スマホに保存された写真や動画

・インターネットバンキングのアカウント

・SNSのアカウント ・通販サイトのアカウント

・動画や音楽など月額サービスのアカウント

・GmailなどのWEBメールアカウント

など。


これらを生前に整理し、IDやパスワードを家族に伝えておくことで、SNSやブログのなりすまし被害や、データの流出、有料サービスの解約遅れなどを防ぐことができます。



生前整理をするメリット

生前整理には様々なメリットがあります。 こちらでは生前整理のメリットを5つご紹介します。


相続問題などのトラブルを回避できる

人の死後に多いトラブルが相続問題です。

生前整理で遺言書や財産目録を作成しておくことで、総財産や財産分配が明確になり、トラブルや混乱を防ぐことができます。


遺品整理の負担を減らすことができる

ご遺族が遺品整理をする際に、処分していいのか悩む物が多かったり、物が山積みになっていたりすると、時間も手間もかかり大変です。

事前に身の回りの物を整理しておくことで、負担を減らすことができます。


誰にも見られたくないものを処分できる

誰にでも、写真や日記など人には見られたくないものが1つ、2つあると思います。

生前整理の際にご自身の手で処分しておくことで、見られてしまう可能性をなくすことができます。


身の回りの物がスッキリして気分が軽くなる

不要な物は思い切って処分することで、身の回りがスッキリして気分も軽くなります。

何をどこに保管していたかわからなくなって探し回る時間もなくなり、日常生活がより快適になります。


人生を見つめ直すきっかけになる

生前整理をして自分の人生を振り返ることで、残りの時間でやりたいことが見えてくるかもしれません。

身体が動かなくなって「あの時やっておけばよかった!」と後悔する前に、やり残していることがないか考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。



まとめ

生前整理は、「物の整理」「財産の整理」「心の整理」です。

物を減らせば気分もスッキリして快適に暮らせますし、財産を整理しておくことで相続トラブルを防ぐことができます。


また、自分の人生を見つめ直し、やり残したことに気づくきっかけになるかもしれません。


残されるご家族のため、自分の人生を見つめ直すためにも、できることからぜひ実践してみてください。

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